第64話

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2025/01/09 09:00 更新
なんとなく察した。

きっと、私、今日プロポーズされる。

私が言った言葉。

半年経って同じ気持ちならプロポーズしてって。

あれから半年経った。

たぶん、いろいろ計画してる。

彼はサプライズでいろいろ動いてるんだと思う。

でも、隠すの下手すぎ。

私が彼の家に行ったとき。

指輪の予約受け取りの控えがテーブルに置きっぱなしだった。

受取日は今日。

…私の彼氏は詰めが甘い。

気づかないふりして様子見てたら、慌てて鞄にしまってた。

…かわいいんだけど。

今日は何も知らないふりして、成り行きに任せる。

彼が私のために一生懸命考えてくれたプロポーズ。

すごく楽しみ。



……今日、だよね?

それとも、他に用意できてないものがあって、先延ばしにする…?

まぁ、それはそれで楽しみ。

それにね、私、彼に言わなきゃいけないことがある。

それは、プロポーズされてからかな。
しげおか
あんさ、予約した時間までちょっと時間あんねん。行きたいとこあんねんけど、付き合って?
あなた
いいよ。どこ行くの?
しげおか
ん?…秘密やな。
あなた
えー?じゃ、楽しみにしとく。
しげおか
おん。ええとこやで。
どこに連れてかれるのかな。

期待と不安でいっぱい。

期待のほうが多めだけど。
しげおか
着いた。
あなた
ここ…
しげおか
…好きやろ?
あなた
うん。好き。
チョコ好きの私。

チョコ作りしてる工場。

見学して、試食させてくれるところ。

さすが、私の彼氏。

私のツボを押さえてる。
しげおか
ディナー予約したホテルがここのそばやから、ここ見ようかと思って。
あなた
うん!嬉しい!
と言っても大それたところじゃなくて、ただ機械が動いてる様子を見てるだけ。

1時間くらいの暇つぶしにちょうどいい場所。
あなた
ここ、調べてくれたの?
しげおか
おん。て言うても、ディナーの予約が先やったで。近くに時間つぶせるとこ探したら、ここがヒットした。
あなた
チョコってこんな感じで作られてるんだね。
しげおか
そやな。
しばらくチョコ製造を見て、直売店でチョコ買った。

ついでにお兄ちゃんへのお土産も買っといた。

チョコに関しては恨まれると面倒だから。
しげおか
時間や。行こか?
あなた
うん。
さぁ、ディナーで何が起こるのか。

予約したホテルはかなり有名なところ。

…ドキドキしてきちゃった。

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