第21話

#18 夕焼けの約束
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2026/05/01 22:03 更新





喫茶店を出てあとも、

街は相変わらず賑やかだった。





人の流れに紛れながら歩いていると、

湊さんがふと足を止めた。







fw
そろそろ行こか

あなた
どこに?
fw
ええとこ


曖昧な言い方。

ほんの少しの好奇心を胸に、湊さんについて行く。




























少し歩いて、人がだんだん減っていく。



さっきまでの騒がしさが嘘みたいに、静かな道。


そして目の前に現れたのは────橋だった。







あなた
……わ



思わず声が漏れる。


川の上にかかる大きな橋。

その向こうには、沈みかけの太陽。


空がゆっくりと色を変えていく。

まるで絵みたいに、綺麗だった。






fw
どう?

あなた
……すごい
あなた
こんなの……初めて見た
fw
やろ?


少しだけ得意げな声。


橋の手すりに手をかけて、

じっと空を見つめた。


────こんな世界があるなんて知らなかった。





あなた
ここ、好き
fw
気に入った?
あなた
……うん



風が吹いて、頬を優しく撫でる。

静かで穏やかで安心する。




あなた
こういうの、ずっと見てたい

fw
ほな、また来たらええやん



その一言に、胸が締め付けられる。



今まであなたの名字家の檻の中に

閉じこもっていた私にとって

何よりの救いの言葉だった。





あなた
……また、来てもいいの?

fw
当たり前やろ
fw
あなたちゃんが望む限り、
何回でと連れてきたるわ



いつもの軽い口調なのに。

どうしてらこんなに、胸の奥に染み込むんだろう。

















夕焼けがゆっくりと沈んでいく。

その景色を見ながら、小さく息を吐いた。




あなた
……湊さん
fw
ん?
あなた
私、さ


言葉が少し詰まる。

でも、ちゃんと伝えたくて。




あなた
今日、すごく楽しかった


あなた
こんな日、初めてで
あなた
怖くない時間が、こんなにあるなんて
あなた
……知らなかった


fw
…………



湊さんの瞳が見開いて、

そしてふにゃりと細められた。






あなた
これからも、こういう時間
過ごしてもいい?





fw
当たり前やって
fw
むしろ、そうしたい俺が


胸がぎゅっとなった。

自然と笑みが零れる。



あなた
……そっか





そのとき、ふわっと手が優しく握られた。






あなた
……え

fw
落ちたら危ないやろ
あなた
う、うん……



その手を振りほどかなかった。

むしろ────離したくなかった。







あなた
また来ようね
fw
せやな







夕焼けが消えて、夜が来る。

暗いのに、どこか安心できた。









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ありがとうございます。。🙇‍
これからも頑張るのでよろしくお願いします(*^^*)











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