能力による攻撃は無効化されてしまう。
だから能力はなしに、オーラだけで攻撃を試みる。
オーラ技術はたしかに得意だ。だけど、
昔よりオーラ量が少ない今は、使えるテクニックが少ない。
相手の幸運支配はオーラには干渉できないらしく、そこは幸いだったが、相手にはもうひとつ、能力があった。
それが現在躓いている理由であり、幸運支配よりも厄介なのかもしれない。
少し離れた距離からニコニコと笑う。
そう、相手の能力の瞬間移動は、発動時にオーラ探知が効かない。突然消えてしまう。
その他に、この瞬間移動はとても高度なため、瞬間的に物質を移動することも可能。
故に攻撃を当てたと思ったら当たってない、なんてことがほぼだ。
その瞬間、悪信教は瞬間移動をする。
すぐに移動先を探知し、そちらを振り向く。
悪信教がいたのは、多くの人達が避難していた中心部。中に入り込んだ瞬間、ナイフを大きく振った。
グシャァァァァ…………
グロい音が鳴り響く。
誰かが怪我をおったということだ。
急いでその場に駆けつけると、
そこには十数人が倒れていた。
全部後手に回ってしまう。
とりあえず、一般人を守ることが優先か?
これ以上死者が増えないように、私は倒れている人に神生を施す。
そして、悪信教の前に再度経つ。
あーもう!どうしたら被害が減らせるんだ。
相手はすぐに瞬間移動して殺しに行けてしまう。
距離をとっても意味がない。
余裕そうな笑みを浮かべる。
ーー
さっきと景色が違う。まっさらで、何も無い。
成功したということだろう。
ここは、想像空間。
能力で作られた現実とは別の場所であり、現実への被害はこれで減らすことはできるだろう。
問題として、発動オーラ量が自身のオーラ量の2分の1消費すること。発動している間も少しずつオーラが消費されていくことである。
ということは、現在圧倒的ジリ貧、どっちにしても私はピンチである。












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。