第16話

【 蛛カ蜒丈ソ。莉ー 】
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2025/10/09 19:33 更新





『 好奇心 』

それは、単なる 知識欲であり、
己を満たす手段である。
 

オレは、ずっと "それ" に従って 生きてきた。


"それ" だけを糧にして、 心配する兄に背を向けて、
ただ、"興味深いもの" だけを見て。
                自分の好奇心を満たすためなら、 
"それ" に殺されたって構わない。


いつだって、 ボクは そう・・ あるべきなはずだった。





██XX年 / █月█日 / 深夜

█を見た。ほんの一瞬だった。
だが、それは 紛れもなく█であった。
こっそり家を抜け出して、訪れた██の██で。
ボクの中で、好奇心が渦を巻く。
理解したい。知りたい。解明したい。
ボクしか知らない、ボクだけの██を。
██XX年 / █月█日 / 朝

"それ"は どうやら、
あまり 人々に知られていない█らしい。
資料も、██も、██も、殆ど 見つからなかった。
これは 想像以上に 時間がかかりそうだ。
██XX年 / █月█日 / 明け方

ある図書館にて、█について書かれた文書を発見した。
それ曰く、█は 出会った者の願いを叶えるらしい。
『出会った者』とは言うが、
それは █と対話ができて初めて、対象となるようだ。
願い。もし、█とまた逢うことができたら、ジブンは 何を願うだろう。……
██XX年 / █月█日 / 夕方

ああ、逢いたい。早く、一刻も早く。
願いなら もうとっくに決まっている。
自分の願いなんて、初めから 分かっていた。
とにかく、早く アナタに逢いたいのだ。
██XX年 / █月█日 / 深夜

このまま、何もせず 立ち尽くしていたところで、アナタには逢えない。願いは叶わない。
行動を起こすしかない。██を叶えるために。















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