設定さん
大学生
恋人
大学のキャンパスは昼休みのざわめきに包まれていた
談笑する学生の声があちらこちらからと聞こえる中、ダイヤは静かに書類の整理をしていた、ダイヤのもとに駆け足で近づいてくる影が一つ
後輩の熱のこもった言葉にダイヤは熱を覚え、頬を赤らめる
そう返すものの、褒められることへの居心地の悪さと、否定しきれない嬉しさが胸の奥で入り交じる
後輩は少し間を置いて
断ろうとした瞬間、後輩は大きな瞳を潤ませ必死に説得する
ダイヤはそんな後輩を前にして断ることができなかった
帰宅したダイヤはソファに腰をかけてスポーツ雑誌を見ていた果南に今日の事を話した
案の定果南は驚き戸惑いを隠せない様子だった、なぜならダイヤは飲み会や打ち上げなどには参加することが殆どない、故にダイヤが打ち上げに行くと言い果南は驚いた
ダイヤはカーディガンを脱ぎながら小さくため息をつき
果南はうぅ〜と唸りながら軽く頭を搔く
2人は恋人だということを周りに言っていない、理由は単純、ダイヤが恥ずかしいからだ、故に果南はダイヤの意見を尊重して周りには隠している、だが果南はダイヤが告白やこういうお誘いをされる度にそれが嫌で公にしたいという気持ちが出てくる、しかしダイヤが嫌がることはなるべくしたくないためなんとか気持ちを抑えている
果南は渋々了承する
2日後、打ち上げの席は予想以上に賑やかだった、ダイヤはそういう席での酒の適量がわからず進められるままに口をつけた
その結果帰る頃には泥酔状態になっていた
そんな言葉とは裏腹にダイヤの足取りは今にも倒れそうだった
その瞬間後輩の言葉を遮るように凛とした声が聞こえた
一瞬の静寂のあとダイヤは果南の顔を見るなり表情が一気に明るくなり
そう言いダイヤは果南に飛びついて頬を擦り寄せながら好きと繰り返す
後輩はそんなダイヤの姿を見て唖然としていた
そういい果南はダイヤを軽々とお姫様抱っこして帰って行った
















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!