ドドドドドドドド…
ゴールかと思ったらまた走るんかい!
ぬかるんでて靴が汚れそうだ。新調した靴で来んじゃなかった。
サァァァァ
レオリオ
「!」
クラピカ
「霧か。」
ゴン
「レオリオ────!
クラピカ────!
あなた────!」
「キルアが前来た方がいいってさ────!!」
ゴン君の声が前方から聞こえる。
私達のために叫んでいるらしい。
レオリオ
「どアホ──!!
いけるならとっくにいっとるわい!!」
ゴン
「そこを何とか頑張ってきなよ──。」
レオリオ
「ムリだっちゅーの。」
一段と霧が濃くなっていく。
これじゃ前に行こうにも困るな。
目は良い方だと思うけどもう使いものになりそうにもない。
近くのレオリオさんとクラピカさんが頼りだ。
うわぁぁぁぁ!
どこからともなく悲鳴が。
ひぃぃぃぃぃ!
ぎゃぁぁぁぁ!
レオリオ
「ちィっ
知らね—うちにパニックにまきこまれちまったぜ。」
あなた
「あちこちから悲鳴が…、でも霧が濃いせいで何がなんやら。」
クラピカ
「どうやら後方集団が途中から別の方向へ誘導されてしまったらしいな。」
ドスッザクッグサッ
何、この切れるような刺さるような音。これもワナ?
シャー…シャー…
パシッ
何かが沢山飛んできたので咄嗟にキャッチする。
あなた
「これトランプ?」
レオリオ
「ってぇ────────!!!」
攻撃を防ぎきれなかったのだろう。
レオリオさんが悲鳴をあげる。
シャー…シャー…
あなた
「レオリオさん!大丈夫ですか!」
シャー…シャー…
レオリオ
「てめェ!!何をしやがる!!」
さっきからシャーシャーシャーシャーうるさいし、このトランプでの攻撃。
できることなら関わりたくなかったのに!
というかトランプ何枚あるんだよ!
54枚一組だから絶対何デッキも持ってきてるでしょ!
枚数切れたら攻撃おしまいかと思うじゃんか!
ゲームでもそういう絶望感味合わせてくるやつあるよね。
実は弾まだあるんですー、みたいな。
割と定石だけど、毎回あれ腹立つ。
霧にシルエットが映し出され、その姿を現す。
ヒソカ
「くくく♢
試験官ごっこ♡」












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!