第3話

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2023/12/29 07:56
フリーレン
じゃあ、私はこれで
ヒンメル
これからどうするつもりだ?
フリーレン
魔法の収集を続けるよ
フリーレン
100年くらいは中央諸国を巡る予定だから
あなた
…またね
フリーレン
うん、
フリーレン
まぁ、たまには顔を見せるよ
 
ハイター
エルフの感覚はわかりませんね
ヒンメル
全く、いつから生きているのか
あなた
1000年ぐらいじゃない?
アイゼン
かもな
ヒンメル
て事は100分の1の旅ってことか
あなた
かもよ?でもさ、50年も、100年も
あなた
フリーレンにとっては些細なものなのかもね





 50年後…
ヒンメル
…フリーレン?
あなた
あ、フリーレンじゃない
フリーレン
ヒンメルにあなたの下の名前…
フリーレン
老いぼれてる…
ヒンメル、あなたの下の名前
言い方酷くない?
ヒンメル
歳をとった僕もなかなかイケメンだろう?
あなた
イケメンってイケてるメンズの略らしいわよ
あなた
顔が整っていてたり魅力的な男性に使われるらしいわ
ヒンメル
つまり僕だね
あなた
50年ぶりねぇ、もう二度と会えないかと思ったわ
スゥっ、(あなたの下の名前がフリーレンの頬を撫でる)
フリーレン
んん、こしょばゆい…
あなた
うふふ、
ヒンメル
流星か、懐かしいね
フリーレン
あと、魔王城で拾った奴なんだけど
ヒンメル
暗黒竜のツノだね
あなた
ヒンメルの家に来るたび思い出してたわ
ヒンメル
僕は片時も忘れた事はないよ
ヒンメル、あなたの下の名前
ずっとタンスから邪悪なオーラが出てたからね
フリーレン
…なんかごめん
フリーレン
適当に納屋にでも放り込んでくれててよかったのに
あなた
そうはいかないのよ
あなた
貴方にとっては軽い気持ちで預けたかもしれないけれど
ヒンメル
僕にとっては大切な仲間から預かったものなんだ
ヒンメル
いつか君にこうして返すべきものだったんだ
 
フリーレン
そんな大層なものじゃないのにな
あなた
んふふ、
あなた
きっとフリーレンにもわかる日が来るわ
フリーレン
そうかな…
あなた
ほら、あそこを見てみなさい
フリーレン
…あれって?
あなた
銅像よ
あなた
今もこうして綺麗にされているの
子供
あ、あなたの下の名前おばちゃんだ!
子供
あー!本当だぁ!
子供
冒険の話聞かせて!
あなた
いいわよ
フリーレン
本当に、変わってないね
あなた
そうかしらね
 
フリーレン
ヒンメル、まだ?
あなた
ハゲなんだからこだわらなくていいじゃないの
ヒンメル
ハゲなりのこだわりがあるの
ヒンメル
…では、流星を見に行こうか
 
あなた
あら、ずいぶん貫禄が出たわね
ハイター
聖都の司教ですから
ハイター
フリーレンは全然変わってませんね
ぐしぐし(頭を撫でる音)
フリーレン
頭撫でんな!
あなた
ふふ、
アイゼン
で、よく見える場所って何処なんだ?
ハイター
今から行くには早すぎるような気もしますが
フリーレン
ここから一週間ぐらい歩いたところにあるから
あなた
遠いわね
ヒンメル
全く…老人を酷使しよって
 
あなた
懐かしいわねぇ
 
ヒンメル
色々なところを旅したね
 
あなた
何もかも新鮮で輝いて見えたわ
 
あなた
その美しい思い出の中にはいつも
 
ヒンメル
達がいた
 
ヒンメル
僕はね、全員が揃うこの日を待ち望んでいたんだ
 
あなた
ありがとうねぇ、フリーレン
 
あなた
貴方のお陰で最後に
 
ヒンメル、あなたの下の名前
楽しい旅ができた
 
あなた
綺麗ね、
 
その日、私とヒンメルは死んだ。
歳だ。とても幸せな日々を過ごせたと思う。
だが、目を開くとそこは黄泉の国ではなく
あなた
森…?
声や姿だって冒険をしていた時の物だ。
どうやら、神様はすぐに死なせてはくれないらしい
ここから暗殺教室です
でも、種族は人間とは少し違うかも…?
過去編も少し混じります

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