第2話

雪だるまのお世話ゲーム
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2024/02/29 11:22 更新
レイラー
レイラー
…といってもどうすればいいのかな?
雪だるま
雪だるま
私のことは年中寒いとこにおいといてください
レイラー
レイラー
年中寒いとこ…?
年中寒いとこなんてそんなにない。
ましてや子供が用意できるところなんて限られている。

それでレイラーが出した結論は
レイラー
レイラー
よし、冷凍庫いくよ
雪だるま
雪だるま
ふぇ?…あ、はいわかりました
冷凍庫に雪だるまが入るかはともかく、
普通の家の中で年中寒いとこなんてそのくらいしかない。
レイラー
レイラー
そーいや名前なんていうの?
みぞれ
みぞれ
みぞれでお願いします
レイラー
レイラー
わかりましたー
そんな何気ない会話をしながら
レイラーはみぞれを運んでいる。
その途中
レイラー
レイラー
冷凍庫で良かったんですか?
みぞれ
みぞれ
そこしかないならそれで大丈夫です
みぞれ
みぞれ
あと階段大変そうなので自分一人で上りますね
レイラー
レイラー
は?
ザク…ザク…ザク
足元の雪を落としながら飛んで階段を登っている。


そう、この雪だるまジャンプして階段を登っているのだ。
レイラー
レイラー
…?
そしてその光景を目の当たりにした私は
脳のキャパが追い付かなくて頭がショートした
本当は崩れた雪を拾ったりなんだりしないとなのだろう。
だが今の私はそれすら理解できない!!!
レイラー
レイラー
よし、私の部屋ついたね
レイラー
レイラー
とりあえず寒いし暖房を…
みぞれ
みぞれ
いや暑い暑い暑い暑い!!!
レイラー
レイラー
え?あ…そっかそうじゃん
なんか正気を取り戻した。
とりあえず冷凍庫入れよう
みぞれ
みぞれ
ありがとうございます
それから何週間かたって

すっかり季節は春になった
レイラー
レイラー
みぞれもん
みぞれ
みぞれ
なーに?
レイラー
レイラー
ちょっと、外の景色みてみたい?
私が見せようとしているのは桜の景色。
せっかくなんだからただ季節を越えるだけじゃなくて
ちゃんとその季節を生きてるって実感してほしいから
みぞれ
みぞれ
うん!
レイラー
レイラー
じゃあ…よいしょ!
みぞれ
みぞれ
!?
みぞれもんが驚くのも無理はない。
だって桜の景色を見たことがなかったんだから。

雪だるまは雪景色以外を知らない。
知るはずもない。

でもみぞれもんだけは今見ている。
優しい人間のおかげで見えている。
みぞれ
みぞれ
き、きれいっ…!!
レイラー
レイラー
そうだね
二人が見とれる景色はとても綺麗だった。

力強く華を支える幹は、二人の将来にも見える。
そしてひらひらと舞い落ちる花びらは、どこかあの日の雪にも見える。
みぞれ
みぞれ
…やっぱり溶けたくないな
レイラー
レイラー
私もそうだよ。みぞれもんにはいなくなってほしくない。
みぞれ
みぞれ
えへへ、やったー!
みぞれ
みぞれ
…よーし、このまま夏も乗り切るぞー!
レイラー
レイラー
おー!
その二人…一人と一体の声は、直接お互いの頭に残り続ける_

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