失格では無いみたい …… 。
保科副隊長が言う通り
私は複数箇所の骨折
またはそれ以上の負傷をしている 。
正直に言うと
今は話すだけでもかなり傷が痛むし
なんなら折れた骨が筋肉に突き刺さって
涙が溢れそうなのを抑えている 。
内臓に刺さらなかったのが唯一の救いかな …
一件落着に思えたが
保科副隊長が私に語りかけるなり
一体のドローンがこっちに向かって飛んできた 。
副隊長にハッキリとそう言われ
事実なだけに少し落ち込む
それを最後に 、副隊長の声がブツリと切れる
届けられた箱を開け
漆黒の刀を手にすると 、不思議と力が湧いてきた 。
なんだか頑張れそう … !!
刀を持ち 、その場を立ち去ろうと体を起こす
すると
おじさんが私に手を差し伸べてくれた 。
私は差し伸べられた手を取ると
おじさんは申し訳なさそうに言った
改めて「ありがとう」というおじさん
続けて同行している子も私にお礼を言ってくれた 。
お礼 ……
大した事出来てないけど 、
感謝されるのはやっぱり嬉しいな
それに 、この身体で刀を振るのも困難だし …
─────────
その後 、おじさん考案の合体作戦により
私が2人の上に乗り
騎馬戦の用な状態で道を駆け抜けて行く 。
20m程先
瓦礫のすぐ下に小型の怪獣を発見する 。
刀じゃ届かない … けど
私は怪獣の方まで刀を投げ飛ばす
あばら骨が痛い
凄く痛いけど 、その痛みを最小限に抑え
何とか腕を動かした
すると 、なんと見事命中し
核があらわになる 。
すかさず市川君がそこを撃つと
怪獣は瞬く間に消し飛んだ 。
仲間と協力して怪獣を倒せた 。
身体中痛いけど 、私は小さくガッツポーズを決める
そしてそれは思った以上に嬉しい事で
思った以上に疲れる事でもあった 。
一方
四ノ宮キコルが怪獣を殲滅
私はその通達を最後に
ぱたりと意識を手放してしまった












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!