第14話

インヴェルノに捧ぐ。
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2021/11/02 13:23 更新
この手紙を、インヴェルノに捧げる。

____________I dedicate this letter to inverno.
伝えなくてはならなかったからだ。

____________because I must had to tell I loved you.
永遠に眠ってしまった貴方に、“ 愛していました ” と。

____________To you who have fallen asleep forever.













私が貴方に伝えなくてはならないのはここまでだ。
ただ、三文の手紙。
伝えたいことは沢山あって、でも、いつか貴方が目覚めた時の枷になりたくはなかった。
でも、もう少しだけ綴らせて欲しい。
大丈夫、貴方には読めない日本語で書いているから。
貴方はきっと、日本語を話せる人がいなくなった時に目覚めるのでしょう。
だから、この言葉はただ私の心残りを無くすために書いている、ただそれだけだ。
そんな、自分勝手な手紙を、どうか許して欲しい。
この手紙は、いわば私の遺書のようなものだ。
二度と届かないこの感情を紙に書き残し、誰にも読まれないまま灰になるだけの言葉。


それでも、私は貴方を愛していた。
例え、この感情が貴方に伝わらないとわかっていても、私は貴方を愛していた。
今となっては貴方の気持ちなどわからないし、貴方が私のことをどう思っているのかすらわからない。



それでも、愛していたんだ。
愛していたいんだ。

どうか、どうか。



まだ、子供みたいに未練がましく泣き喚いても許される今のうちに。
















_______________この愛に、終わりを告げよう。

















インヴェルノ、まだ眠っているのでしょう。 


この愛は、インヴェルノに捧げます。

どうか、貴方はこの手紙を忘れて下さい。












I loved you.

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