side.田中樹
夜中、もうとっくにみんなが寝静まっているであろう時間。
俺ら5人と、付き添いで来てくれた健人は例の秘密基地に来ていた。
俺らの人生は、今ここで終わる。
怖くないって言ったら、嘘になるけど…
でも、北斗のところに早く行きたいっていう気持ちの方が上かな。
泣きながらも、真剣な瞳で俺らを見つめてくれる。
そんな健人だから、俺らは託せる。
これからを、team SixTONESのみんなを。
みんなで手を繋いで、海の中に入っていく。
びっくりするほど冷たいけど、心は暖かくて。
恐怖なんて感情は、ほぼ無くなっていた。
その言葉を聞いて、泣きながらも安心したように笑う健人。
いつも強かった健人にも、弱いところはあったんだなって。
完璧なように見える健人も、俺らには涙を見せれたんだなって。
それだけ、健人が俺らのことを信用してくれてるんだなって。
だから、少し…いや、結構嬉しかった。













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。