どうしてもその顔を見たことないとは思えない
しかしやはり目の前の彼は知らないのだ
頭の中がはてなでいっぱいになっていくがその答えが分かる兆しは見えない
目の前の彼を見る
すぐに折れるんじゃないかと思うほど細い手足、あまり血色の良くない顔、どこか虚ろな目
確実に何もなかったとは言えない見た目だった
そういって透き通るような金色の瞳とどこか暗い雰囲気をまとう灰色の瞳でこちらを覗いてくる
その目からは噓をついているようには思えなかった
※まったくもって良くないです
オレンはなんとなくの好奇心少し、もしかしたら何らかの犯罪者がたむろってるかも少し、その場所によったら国の支援できるかもなーという気持ち半分でこの言葉を発した
金髪の彼は少し驚いたような顔を見せてから少し考える素振りをする
そういって彼は路地裏の方へと手招きする
路地裏の奥の方へとどんどん進んでいくと周りの景色は先程まで見えていた賑やかな街と異なり静かなほとんどの店が閉店している商店街へと変化する
さらに彼は進む
周りをよく見てみると荒廃した病院や研究所に小学校、サビだらけの遊具がある公園なども見えている
ふとそう聞いたのはなんとなく彼の顔色が悪い気がしたから
彼の顔はボロボロのフードのせいでよく見ることはできなかったが、どこか青白いような、目線の焦点があってないような気がしてしょうがなかった
少し気まずい沈黙が走ったがそれでも構わず二人は進む
やがて文明がどんどん薄れていき自然が多く見られる…というよりは過去にあった建物が荒廃して自然に占拠されたような場所へと差し掛かっていった












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!