第5話

【第一章】④
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2025/05/24 07:00 更新
オレン
…?
???
?
???
どうかした、か…?
???
そんな顔をジロジロ見て…
オレン
いや…
オレン
うーん…?
どうしてもその顔を見たことないとは思えない
しかしやはり目の前の彼は知らないのだ
頭の中がはてなでいっぱいになっていくがその答えが分かる兆しは見えない
オレン
ちなみになんだけどどこかで会ったことあったりする?
???
いや…?
???
ないと思うが…
オレン
…そっか!
オレン
ごめん!勘違いかも!
???
そうか!
オレン
にしても親は?家は?
オレン
というかちゃんと食べてる?!
目の前の彼を見る
すぐに折れるんじゃないかと思うほど細い手足、あまり血色の良くない顔、どこか虚ろな目
確実に何もなかったとは言えない見た目だった
???
落ち着いてくれ…
???
親はいない…っていうか家出してきた
???
でも泊めてくれてる家はある
オレン
家出?!
オレン
…ちなみになんだけどどこら辺から来たの?
???
遠い所からワープで
オレン
…ちなみになんだけどこの国にもとからいたの?
???
この国…かは分からないがだいぶ遠いところの暗くて狭いとこにいた
そういって透き通るような金色の瞳とどこか暗い雰囲気をまとう灰色の瞳でこちらを覗いてくる
その目からは噓をついているようには思えなかった
オレン
うーん…不法入国の可能性あるなこれ…
オレン
…
オレン
ま、いっか!
※まったくもって良くないです
オレン
ねーねー!
???
ん…?
オレン
できればなんだけど…その泊めてくれてる家ってとこに案内してくれない?
オレンはなんとなくの好奇心少し、もしかしたら何らかの犯罪者がたむろってるかも少し、その場所によったら国の支援できるかもなーという気持ち半分でこの言葉を発した
金髪の彼は少し驚いたような顔を見せてから少し考える素振りをする
???
まぁ…助けてもらったお礼もあるし…いいぞ!
オレン
ほんと?!ありがとう!
???
全然大丈夫だ
???
こっちこっち
そういって彼は路地裏の方へと手招きする
路地裏の奥の方へとどんどん進んでいくと周りの景色は先程まで見えていた賑やかな街と異なり静かなほとんどの店が閉店している商店街へと変化する
さらに彼は進む
周りをよく見てみると荒廃した病院や研究所に小学校、サビだらけの遊具がある公園なども見えている
オレン
…?
オレン
ねぇ、大丈夫…?
ふとそう聞いたのはなんとなく彼の顔色が悪い気がしたから
彼の顔はボロボロのフードのせいでよく見ることはできなかったが、どこか青白いような、目線の焦点があってないような気がしてしょうがなかった
???
え…あ、だ、大丈夫だ…
オレン
…無理しちゃダメだよ?
???
…わかった
少し気まずい沈黙が走ったがそれでも構わず二人は進む
やがて文明がどんどん薄れていき自然が多く見られる…というよりは過去にあった建物が荒廃して自然に占拠されたような場所へと差し掛かっていった

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