ギュビンと別れて1年。
別の人の彼女になったよ。
君と別れて落ち込んでいたとき、
ずっとそばにいてくれた人と、付き合うことになったよ。
新しい彼氏のジウンオッパは、
余裕があって大人で、物知りで、
喧嘩になりそうになると彼が一歩引いて謝ってくるような、そんな人。
ギュビンみたいに悪さもしないし、だらしなくないから、
怒るところもそんなにないんだけどね。
将来を見据えて現実をしっかり見てて、
夢を語ることは嫌いで、いつも彼が言うことは正しくて、
だからね、言いたいことがあっても口に出せないの。
ギュビンといたときみたいにスッピンめがねダル着では彼の隣には並べなくて、
毎日メイクもヘアセットも頑張ってるんだ。
ジウンオッパもね、君と同じように沢山愛をくれて、
私今すごく幸せだなって思う。
でもね、少しだけね、君と過ごした日々が恋しいなって思ったりするよ。
<いや〜感動したね...ギュビナ?>「...うっ、うう、、泣」<泣きすぎ笑> 「だってさ、主人公がさ、、、泣」
映画を見に行くといつも私より泣いて、終わってもしばらく引きずってたよね。
料理をしてると急に抱きついてきて、
<なに?甘えたい気分なの?笑> 「別に?」<素直になればいいのに>「...ヌナ、すき」<よくできましたㅎ>
好きって言葉口に出すことは恥ずかしがってたまにしか言ってくれなかったけど、君の行動から十分伝わってきた。
寝る時は必ず私を抱き枕みたいに抱いて、
<ギュビナ、暑い>「いいじゃん」<離してよ、暑いんだって>「だーめ」
どれだけ暑い夏も離してくれなかった。
でもギュビナの腕の中はいつも暖かくて、安心して眠れたよ。
記念日には毎月欠かさず撮ったプリクラ。
「数年後には人数増えてるかもね」<...え?>
「ㅎㅎ ...俺が大学卒業してさちゃんと稼げるようになったら、結婚しよ」<...>「何、嫌なの?」<いや違くて、ギュビナがちゃんと将来のこととか考えてくれてるの嬉しいなって...泣>「なんで泣くのㅎㅎ 俺はヌナとの未来しか見てないよ、もう少し時間かかるけど待ってて欲しい」
結局、喧嘩が多くなってギュビナが大学を卒業する前に別れてしまった。
ジウンオッパの出張中、静かな部屋で1人ギュビナとの写真を眺める。
ギュビナもはやく別の人の彼氏になってね。
私が電話をしちゃう前に。
「別の人の彼女になったよ / wacci」












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。