窓の外はあいにくの土砂降りだ。アスファルトを叩く激しい雨音が、ワンルームの静寂を際立たせている。
部屋の中には、コンビニの袋と数本の空き缶。
湿った外気とは対象的に、そこにはアルコールと暖房が作り出した、友人同士にしか許されない緩やかな時間が流れていた。
フィンランドは無造作に割り箸を取り出し、あなたに渡した。
ふと、フィンランドが窓の外の暗闇に目を向けた。
雨粒が窓ガラスを伝い落ちる。その不規則な動きを見つめる彼の横顔は、少しだけ真面目な色を帯びていた。
照れ隠しのように、フィンランドは再び缶を手に取った。
深い理解と信頼。それは時に、愛という言葉より重く、静かに二人を繋いでいる。
カチリ、と軽い金属音が響く。
外の雨はまだ止みそうにない。だが、この部屋に満ちる穏やかな熱気は、どんな嵐からも二人を守る結界のように、夜を優しく包み込んでいた。
𝑻𝑯𝑬 𝑬𝑵𝑫____
話めちゃくちゃ飛びますけど、下のイラストは昨日の構図です。















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!