第20話

猫から人間になった君へ  完  宇
14
2026/05/30 10:00 更新
前回の続きからです…!
、
わわわ、ちょっと離れて!
、
分かった……分かったから、服貸す!

ほら、これ着て‼
あなたは顔を真っ赤にしながら、クローゼットから一番大きめのTシャツとスウェットパンツを引っ張り出してウクライナに押し付けた。
ウクライナはというと、不思議そうに袖に頭を通そうとして、派手に絡まっていた。
ウクライナ
うぅ……何これ、着るの難しい…… 。
ウクライナ
前はこんなの着てなかったし……ねぇ、手伝って。
結局、あなたか付きっきりで服を着せる事になった。
サイズは少し大きめだったが、それが逆にウクライナの華奢な雰囲気を引き立てて、妙に似合ってしまっていた。
、
ふふ、ちょっと大きいけど似合ってるよ。
、
……って、次はご飯か。ウクライナ、人間になったら、いつものキャットフードは食べられないよ?
ウクライナ
ぇー、つまんないの……

じゃあさ、あなたがいつも美味しそうに食べてる、あの黄色くてフワフワしたやつ作ってよ。
ウクライナ
僕、ずっとひとくち食べてみたかったんだよね。
、
黄色くてフワフワ……
、
……ぁ、オムレツの事?
あなたはキッチンへ向かい、手際よく卵を炒めて特性のオムレツを作った。
皿をテーブルに置くと、ウクライナは目を輝かせ、フォークも使わずに直接皿に顔を近付けようとした。
、
こらっ!人間になったんだから、手を使ってフォークで食べるの!
ウクライナ
ちぇー、厳しいなぁ……
ウクライナ
……ん…もぐもぐ…ぁ、美味しい!
ウクライナ
あなたが作るご飯、やっぱり最高だね!
美味しそうに微笑むウクライナを見て、あなたの緊張も少しずつ溶けていった。
姿は変わってしまっても、この無邪気な笑顔もら自分を観てくれる気持ちも、ウクライナそのものだったからだ。


午後、リビングのソファにて。お腹がいっぱいになったウクライナが、あなたの隣にぴったりと寄り添ってくる。
ウクライナ
ねぇ、ご飯食べたら眠くなっちゃった……ここで一緒に寝てくれるでしょ…?
ウクライナはあなたの肩に頭を預けると、大きな手をそっと重ねてきた。
猫の時の肉球の温かさはそのままに、今は少し大きな人間の手の温もりが、じんわりと伝わってくる。
、
ウクライナ……

君、ずっとそのままの姿なの…??
ウクライナ
んー、どうなんだろう……
ウクライナ
…そのうちまた、フワフワでもふもふの猫に戻っちゃうかもしれないよね……
ウクライナ
…だからさ、人間の姿でいるうちは、もっと沢山僕に構ってよ。
ウクライナは愛おしそうに目を細めると、繋いだ手にぎゅっと力を込めた。
いつか猫に戻ってしまうその時まで、今は人の姿で、大好きな飼い主に精一杯の甘えを届けるために。
、
ふふっ、そーだね。
、
猫の時も、人間の時も、あなたの1人称はウクライナの事が一番大好きだよ。
ウクライナ
……!
ウクライナ
…うん、僕も。
僕も、あなたの事がいっちばん大好き。
ウクライナ
……じゃあ、おやすみ。
窓から差し込む温かい日差しに包まれながら、二人は幸せそうに目を閉じた。言葉が通じるようになった愛猫との、甘くて特別な物語は、幸せな余韻を残したまま、優しく続いていくのだった。


𝑻𝑯𝑬 𝑬𝑵𝑫____
主
終わりました…
主
1日で2000文字書きました…誰か…褒めてください…‼
主
さて……このあと、ウクライナは猫に戻ったのか、人間のままだったのか……
主
…どうなったでしょうか^^
主
後は、皆様の考えにおまかせします。
主
それでは。
主
また明日〜…。

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