向井side
階段を降りる音が聞こえて、
佐久間くんたちを起こしていたふっかさんが降りてきたんかと思ったら…
ニコニコしながら降りてきた佐久間くん
今日、調子ええんかなぁ…?と思ったんやけど…
なんか、、、いつもの佐久間くんやなかってん
いつもと違う笑顔で………なにか違和感があった
さっくんが扉にに手を伸ばそうとした時だった…
〝バシッ!〟
ピーンポーンピーンポーン
ドンドンドン
ドンドンドンドンドン
ガチャ
佐久間...くん、?ぇ、ん……?何が起こったん……?
どないしたん…?誰に怯えてるん……?
さっくん……部屋に行っちゃった……。みんなもパニックってはる、。そりゃあ、そうなるわ……。俺も何が起こってるんか…さっぱり分からへん。
やって、佐久間くん
〝誰もいない玄関を見ながら急に怯えてはるんやもん〟
大丈夫なんやろか…?何も起こらんとええねんけど…
佐久間くん、ごめんなぁ
俺ら油断しすぎとった…ちゃんと寄り添えればこんなことにはならんかったんに
みんなで守るって言ったんに
ホンマにごめんなぁ…。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!