sungchan side_
そっと優しく俺の腰に手を回すヒョン
ああ、これだよ
この感覚
求めてたこの感じ
ちょっと弱い姿を見せれば
ヒョンは迷いなく俺を庇ってくれる
俺の予想はまんまと当たって
「ヒョン....ありがとう」
涙目でタロヒョンの顔を覗くと
ヒョンも同じように悲しい表情を見せてくる
こう言う時、ヒョンの優しさに救われる
ヒョンは優しいから、
感情移入しやすいタイプだって知ってるし
ましてや長年付き合いのある俺が
普段は見せない表情を見せれば
この通り。
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「....そ、それは本当なの..?」
俺の言葉に眉毛を八の字にして問いかけてくるヒョン
こんな表情まで可愛いなんて、
「うん、でも仲良いと思ってたから言いづらくてさ..、」
俯くヒョンの顔は見えないけど
残念そうにしてるのだけは分かった
「 "この傷も..ウンソクにやられたけど
今は気にしてないからさ、なんかごめんね...ヒョン" 」
真っ青になるヒョンの顔
信じてたもんね、ヒョンは
あいつのこと
でも、それも今日でおしまい
この傷を見たら流石に失望しちゃうよね
だって、まさかそんな事するなんて
思わないもんね
ヒョン、騙してごめんね....
なんて思わない。
俺は悪いことなんて一つもしてない
あいつが
俺とヒョンの間に急に入って来て
俺からタロヒョンを奪った
そんなの、許さない、
どんな手を使っても
それがたとえ嘘だったとしても
構わない
俺の人生が
ヒョンと二人きりの世界になれば
それでいいから。
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。