三人で偽造パスポートを握り、
手荷物検査や諸々のゲートを突破した。
ハイレートのギャンブルの何倍もドキドキする
私たちは飛んだ。
まずは上海
そこで乗り継いで広州を目指す
その長い旅路の途中、
色々な話を聞いた
だんだん行くのが怖くなる
雲の中を進む飛行機
流石は日本一、
当然のようにファーストクラスに座っている。
今どこにいて何時なのか
感覚がよく分からない…
とりあえず目をつぶって、
寝れないけれど
眠かった。
なぜか小さい声で話す
うつらうつらしているので、
声も細く、力が籠らない
カサ……
スリッパの足音
左耳のすぐそばで聞こえた、万次郎の声












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!