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第4話

3話
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2021/10/19 13:49 更新



 その日の帰り道、祐菜は頭を下げてる。












「祐菜の所為じゃないよ。」



笑顔の“大丈夫じゃない”が相当だったらしく、顔を上げてもらえない。





「言い訳になるけど、  と男子2人が盛り上がっちゃって…。私の声3人には届かなかったんだよね。」





間違いなく嫌がらせにしか思えない。公開処刑でもしたいのかな。






「祐菜?」











私たちが歩く前の方から聞いたことのあるような、ないような声が聞こえてきた。






「祐菜じゃん!あれ、あなたちゃんも!!」





「あ、久しぶり、です。」






祐菜のお兄さんだった。




「いやぁ、驚いたよ。こんな遅い時間に下校??」



「私が文化祭の実行委員になったから、今日は集まりがあって終わるまで2人が待っててくれたの。」





「おっ、またあの文化祭やるのかあ。あ、お楽しみにしていたいから、出し物は何やるのか言わないでね。俺たち、今年も学校全体で行くらしいからな。」





“じゃあな”と足速に祐菜のお兄さんは友達の方へ駆けて行った。





「え、お兄、学校全体で来るって……?」





祐菜が青い顔をして立ち止まる。






「お兄さんって、学校どこだっけ。」


普通こういうことってあまり聞いてはいけないことだと思うけど、祐菜のお兄さんなら許される気がした。







「『夢ノ咲学院』」


歩き始めた祐菜がぼそっとつぶやく。





どこかで聞いたことがある響き。




「えぇ?!あそこ?!」


茜は驚いているけど、そんなもんなのかな。







「それ、どんな学校…?」






前を歩く2人が同時に振り返り見開いた目を私に向ける。














「「アイドルだよ!!」」

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