陽side
大学も卒業して
今日 あいつが好きだった 花を持って
花乃と 弘樹と なれないスーツ姿で
ある場所に来ていた
『 3年ぶり? みんなでここ来るの』
花乃が言った
[そうだなー]
人形病で亡くなった人のお墓
通称 ドールハウス
綺麗な教会みたいな場所で
花がいっぱいある
人形病の人は
人形になるため 腐敗もしないため
燃やさなくてもいいわけだ
[あったぞー]
弘樹が言う
夏希
[久しぶり 夏希 見守っててくれよ]
夏希の 人形がある場所に行って
そう呟いた
花を供えて
人形の前で みんな泣いた
お前がいなくなってから
俺らはこんなに変わったんだよ
見ててくれよ
夏希はきっと見てくれてるよな
花乃も 綺麗になったし
弘樹も かっこよくなってるし
俺も 幸せだよ
安心しろよ
夏希
~手紙~
みんなへ
思い出作り楽しかったです
みんなのこと 空から見守ってますね
また笑いあってね
夏希
彼女は
今もずっと 綺麗な 明るい
美しい人だ












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。