職員室から出ようとしたところで、
紅葉先生に声をかけられる。
予想外の質問に思わず タメ口が出てしまう。
そうに違いない!と言わんばかりの勢いで
自分の意見(と願望)を押し付けてくる。
なるほど。
この女は 二人が味方になってくれると
信じきっていたのか。
秦中は 動物妖怪で 勘が良い らしいし
恵比寿は 私が“絶対にやっていない証拠”
を知っている。
当然 私の味方になるわけで。
そして 大声で泣き出す 紅葉先生。
いい歳の大人なのに
人前でこんな風に泣けるとは。
まあ もうすぐHRも終わるし
私は授業準備にでも…
と、再度 職員室を出ようとした時だった。
私は つくづく間が悪いようで。
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!