私は多分、ずっと寝てる
魔女の呪いなのか、植物人間になりかけていたからなのか
それはわからない
でも、そんな私は、
ある日、久しぶりに光をみた
こういうのって、運命の人とのキスとかで解けるものじゃないんだ。
期限でもあって、それが切れたのかな
立ち上がって、外に出た
その付近を歩いていたら街を見つけて
私の家がある街ではなかったけど、そこに行くことにした
街に着いた
多分、繁華街である
でも、そこで、初めて見たものが多かった
人身売買、薬物販売、奴隷。信者。色々見た
初めて見たものに気を取られていたら
お腹の音が鳴った
寝てたから数年は何も食べてないし、
だから、とりあえず食べ物を求めて歩き回った
え……、今、みのりって…
嬉しいと思った
ようやく、会えた。私の知っている人に
様子は変わってるけど
記憶に、ない…?
幾ら長年見てなかったにしても、私達、幼馴染だよね…
なんで…みのり、記憶が無いの…?
私は、みのりと2人で、懐かしい、もう使われていない教会の前にある、噴水の場所に行った
しばらく、沈黙の時間が続いて
(もし何かの信者だったらすみません)
みのり……なんだか、みのりじゃ、ない
それに、私は、まだ、セカイを知らない
だから、まだ、囚われたくない…
みのりが誘ってくれるのは嬉しいけど…
私は、まだ、やりたいことがあるから
そう言われて、私は、みのりに抱き着かれた
嬉しかった
だって、みのりのことは、友達としてじゃない
恋愛の方で、好きだったから
貴女に殺されたって、泣かされたって
泣きながら、私を置いたって
言いたかったなぁ…
問いかけたけれど、何も返ってこなかったらしい
でも、涙を流しながら、それでも笑っていた
そんな気がした。と
"???"は日記に綴ったらしい。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!