あなた『…何処にも居ないｯ！』

中島『何処に消えたんだよ芥川！？』

あなた『もしかして…』
『私たちが逆に…尾行されて、』

その瞬間黒い物体が二人の間を、突き刺す。

あなた『ﾋｮｴｯ』（泣
『こ、殺されるｯ！』

中島『ｯ！？』

芥川『…ｹﾞﾎｯ、』
『ほう…いまのを避けるとは。』

樋口『すいません先輩…』

あなた（樋口さんの作戦か…）
（流石マフィア恐ろしｯ！）

中島『あなたちゃん下がって！』
『此処は通さないぞ！』

芥川『貴様の相手などしている暇は無い。』

あなた『異能力。』
《愛して求めて恋をして。》

芥川『甘い！』
『貴様の異能は、把握済みだ！』

羅生門で壁を作られる。

あなた『あ‐！？』
『ど、どうしましょう敦くん！？』
（私の異能は身体全体を移さないと発動しない。）
（障害物があったら無効化されてしまう。）

『敦くん！？』

中島はすでに芥川と交戦中。

ﾊﾞﾝｯ

あなた『ひぇ…』（泣

樋口『…余所見とは余裕ですね。』
『貴方が降参してくれれば。』
『無傷ですよ？』


障害物の後から狙って撃つ樋口。

あなた『えっと、断れば…』

樋口『死なない程度に脚を撃ちます。』

あなた『わぁ…』
（どうしよう、、、）
（真面目に殺されちゃうよぉぉ！）
（与謝野さんの治療は厭だよぉ！！）

あなたは逃亡する。

樋口『なｯ！？』
『この場に及んでまだ逃げ腰ですか！？』
『人虎くらい情けないですね！？』

あなた『無茶苦茶失礼じゃないですかぁ！』（泣

樋口『先輩、追います！』

芥川『…承知。』
『確実に仕留めろ。』

樋口『はいｯ！』

中島『なっ！させるか！！』

芥川『貴様の相手は僕だ人虎！！』

中島『くｯ…あなたちゃん！』

あなた『敦くん！』
『…ｯ気を付けて！』
『私は…大丈夫だから！』
（嘘嘘、無茶苦茶嘘ｯ！！）
（敦くん怖いよぉぉ！！助けてぇぇ！！）

一方監視室にて。

太宰『ﾝﾌﾌ~♡』
『見給え中也、可愛いだろう？あなたちゃん。』


『こんなに必死に走っちゃって。』
『あゝでも、転けてほしくは無いなぁ。』


『加護欲が満たされるよね！』

中原『本当に手前…糞野郎だよな。』

太宰『あゝこんなにも走ってるのに…』
『ビジュが良い！♡』
『流石私のあなたちゃん！！』
『好き！』

中原『聞けよ！！！』

太宰『なんだい蛞蝓。』
『こんなにも可愛い後輩ちゃんを見ずに、』
『君のお喋りしろって？』
『冗談じゃない！』
『矢駄ね！』

中原『巫山戯んな此方からお断りだわ！』

太宰『はぁ！？』
『こんなにも美男子な私と話せて光栄でしょ！？』

中原『あぁ゛！？』
『何処が美男子だ糞野郎！』

何時も通りでした。
（今、貴方がたの後輩が戦ってるんですよ？？）