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第1話

素直になれない(Kag×Yok)
274
2024/06/09 13:25
Yok side
つまんなっ…

さっきまでゲームをしていたがなんだか調子が上がらず
止めてしまった。

いつもより静かな部屋
リーダーが居ないだけでこんなに静かで寂しいんだ。
Yuki
Yuki
早く帰ってこいよ…
舞台の稽古が少しずつ始まって来たことにより忙しくてなかなか予定が合わない。

出会えるのは朝かグループでの仕事くらい。

最初は別に平気だった
でも4日目にして寂しさが爆発した。

普段素直に言えてない分
面と向かって言うのは恥ずかしいのでLINEで言ってみることにした。
Yuki
Yuki
…はぁ、緊張する
よこ「寂しいから早く帰ってこい」






…既読付かねぇ。

そりゃそうだよな、忙しいんだから仕方ねぇ。

スマホを放り投げてベットに向かう。
Yuki
Yuki
ふぁっ…ねみぃ…
結局、そのまま寝てしまった。

──────
時刻は0時を回った頃

目が覚めて起きるも隣にはまだリーダーは居ない。
Yuki
Yuki
…かげやまくん
Takuya
Takuya
呼んだ?
びっくりして顔を上げるとそこにはお風呂上がりの
リーダーが居た。
Takuya
Takuya
スマホ見てないの?
急いで帰ってきたんだけど寝てたから
Yuki
Yuki
…あっそ
あれだけ会いたかったのにいざ本人を目の前にすると
素っ気なくなってしまう。
Takuya
Takuya
横原寂しかったんだ笑
Yuki
Yuki
…別に
Takuya
Takuya
俺は横原に会えなくて寂しかったぞ?
優しい顔でそんな事言われたら余計好きになる。
Yuki
Yuki
…寂しかった、だから…ん
めいいっぱい手を広げてリーダーを見るとすぐさま抱きしめられる。

大好きな匂いに包まれて安心したからなのかまた眠くなってきた。
Takuya
Takuya
おやすみ
優しく頭を撫でてくれる手に身を任せて目を閉じる。

明日は今日よりもっと素直になれるかな…?

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