魔族を倒し、2人と合流するために森をさまよう
…が、流石にこの傷は心配されるので、
一応治療をしてから行くことした
一応念の為に、最低限の治療箱は持ってきてるんだ
あと、血で濡れた制服を魔術でなんとかし…
体操着に穴が空いているのはどうしようもないので、
腰に巻いていたパーカーを着ることにした
これでバレなければ無問題だ
気配を頼りに彷徨っていたら、
案の定2人を見つけることができた
そしてウリエルさんが嬉しさのあまりか、
そのまま抱きついてくる
びっくりした、肩結構痛いけど、
我慢しないとぴくさんにバレる
あの人謎に勘が鋭いとこあるし
どんどん鼻声になっている、どうやら泣いているようだ
え、えぇ…美女泣かせるとか
僕どんな失態犯したんだよ…え?極刑?←
というか後ろのぴくさんの顔が怖い、
出来ればもう離れて欲しい、普通に
良かった、これでぴくさんにも
世の男性にも刺されずに済んだ…(震)
…って、こんな事してる場合じゃねーか
残り時間はあるとは言え、僕ら結構乗り遅れてるし
…というか魔族倒したって分かるんだな
…まぁ魔力探知で消えたかどうか分かるか
魔力探知苦手なんだよなー、本当
…と、いうことで、
それぞれ見つけ次第バッタバッタと倒していった
そして残り時間10分となった頃、
森全体に放送が鳴り響く
放送から聞いた先生の言葉に耳を疑う
今なんて…マゾクデル…???
ブチ
そのまま放送が切れてしまう
くそ…学園長…あの人どんだけ暇人なんだ…
本当に世界最強か??()
僕さっきので大怪我したって言うのによぉ…
また魔族狩るんかよ…💢
C級と言えど、魔族は油断ができない
魔族は知恵も人よりも高いところがある
それで騙したり殺されたり…油断は禁物だ
そう、気配にも引っかからない
…もう狩り尽くしたか…
はたまた潜んでるのか……
どちらにせよ、魔族は倒しておこう
あの学園長だし、うん
でも全然気配探知引っかからないんだよな、なんで??
渋った表情で了承し、
先程自分がやったように地に手をつける
その間は警戒だな、
潜んでる魔物もいるかもだし
しっかし肩が痛てぇ😭
これで苦痛に耐えるとかどうかしてるってばよ()
意外と近かった、なんで気配探知出来なかったんだろう
魔族にもランク付けがある
ここの学園のSS級のように、
魔族にもC級、B級、A級、S級、そしてSS級がある
もちろんSSが1番強くなっている
……そうだなぁ……某呪術アニメで言う
SSは特級呪霊と同じだな
C級となれば、4級呪霊と同レベル
…なのに、魔力と気配が分かりにくいのはおかしい
まさかな…流石に学園長でも
そんな階級のやつ置かないよな……
不安も持ちながら、
僕達はその魔族がいるところまで行った
そしてそこら辺に来た直後、
血の匂いが漂ってくる
……まずいぞ、嫌な予感がする
冷や汗がめっちゃ出てる
そのまま走ってその場所に行く
すると、血塗れで倒れている生徒や、
腕が無くなってもがき苦しんでいる生徒がいた
その中には2年でSS級に上り詰めたとされる
御曹司の子供までいた
この魔力量…圧…全てが段違いだ
おいおいおい、C級じゃなかったのか?
これどっからどう見ても……
SS級じゃねーか
これは体育の時間だぞ?
なんで化け物が出てくるんだ、意味がわからない
…が、幸い死亡してるやつはいない
腕弾き飛ばされてるやつはいるが、
学園長が何とかしてくれるだろう
突然魔族がこちらに振り向いてくる
僕の家系を知っている…?
よく言われたよ、僕は落ちこぼれだって
それだけがこびりついてて後は分からんけど
自分の家にいた時代の頃の記憶全くないんだよねー
素晴らしい!傑作だ!!
…と、何が可笑しいのか爆笑している
チッ…なんだコイツ…ただの赤の他人がよ
…こいつ情緒大丈夫…?(引)
興味が出た、ということは嘘では無いらしく
先程の御曹司を見ているより、
僕を見ている目の方がキラキラしている
何が楽しんだ全く此奴……
だって不意打ちっていう単語聞いた瞬間
殺意マシマシだったもん
魔族って正々堂々とかそんなポリシーあったのか…
いやこいつがおかしいのか←
僕は小型ナイフを構える
正々堂々と受けようとしている魔族に敬意を示そう
魔族らしくない太陽見たいな笑顔で僕に笑いかける
…なんだコイツ、本当に魔族?
その返事をし、僕は魔族の間合いに入る
ガキンッッッ!!!
どっから取り出したか分からない大剣で受け止められる
嫌な予感がし、後ずさった瞬間、
左腕に切り傷ができる
調整弱かったか?など、余裕そうに僕見つめる
その余裕そうな表情に少しイラついたり
血が止まらない腕を抑えながら、
怒涛に来る攻撃を受け流したりする
痛みに顔が歪むのが分かる
その度に殺意が増していくのがわかる
…あ、思い出した
僕、死んだことあるんだった












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。