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第20話

18.
203
2026/07/26 14:00 更新














それから どれほど 時間が 経っただろうか 。





寝っ転がって 天井の 木目の 数を

ぼーっと 数えていた時だった 。







コンコンッ 、




(なまえ)
あなた
  ..... 。 




無言のまま ドアの方に 軽く 顔を 傾ける 。



誰だろうか 。うるさいやつか 、天パか 、


真面目そうなやつか 。








ノックの音が 大きくないことから

すぐに 2人の どちらかだと 絞れた 。




志摩
志摩
  ...あなたの名字 、何か  
食いたいもん あるか




ああ、もう 昼に なったのかと 思う 。



人が 誰だか など 正直 どうでもよかった 。






さっき貰った スマホを 手に取り 画面を つける 。


画面には 12 : 20 と 表示されていた 。




動いていないせいか 腹が 空いていない 。


(なまえ)
あなた
  ..... 。



何も 言わないで いるが 扉の前から

動く気配が ない 。



(なまえ)
あなた
  .... なんでもいい 、 




いらないと 言ったところで

飯は 食べた方が いい 、などと

説教じみた ことを 言われるだけ 。




それなら なんでもいいと言って


会話を 終わらせた方が 楽 。


志摩
志摩
  .... 何でも いい じゃ  
分からないだろ



うるさい 、



志摩
志摩
  せめて 米 だとか 麺 だとか  
パンだとか あるだろう



.... うるさい 、



志摩
志摩
  あなたの名字 、聞こえてるなら  
返事を しろ
 
志摩
志摩
  あのな 、俺達は お前のために ___  

(なまえ)
あなた
  .... ッ 、うるさい ... ッ 、 !!  




うるさい 、うるさい 、うるさい .... ッ .. 、



(なまえ)
あなた
  どいつもこいつも 
私の為に って 、!
 
(なまえ)
あなた
  全部 嘘じゃん 、!全部 、! 




私は 忘れてない 。これからも 忘れない 、




お母さんも 、お父さんも 炭にされたのに 、


私を 犯人だって 疑って 、





何回も 泣いて 違うって言ったのに


もっと 詳しく 教えろって 言われて 、






何で こんなに 疑われなきゃ いけないんだって


聞いたら 、「 あなたのためだ 」って 、


あんたに 、他の警察官に 、何度も 言われた 、








絶対に 、 誰も 信じない 。





絶対に 、 許さない 。




(なまえ)
あなた
  施設に 入ってからも 、 
何度も 職員のやつらに
あなたのため 、って言われて 、

(なまえ)
あなた
  体罰が 、私のため 、? 
ふざけんなよ .... ッ ... 、




焦った 様子で 扉を 開けて 入ってくるのなど


ほぼ 目に 入っていなかった 。



志摩
志摩
  おい 、落ち着け 、 
わかったから___

(なまえ)
あなた
  何にも わかってない 、! 




みんな わかった っていう 、


嘘つけ 、分かるわけない 、


(なまえ)
あなた
  自分の 親を 目の前で  
炭に されたことは ある 、!?
 
(なまえ)
あなた
  施設に 入れられて 、更に  
体罰まで くらった ことは 、!?
 
(なまえ)
あなた
  暴力団に 拉致られて 、 
使われたことは 、!?



みんな そんなの ない 、


普通 、あるわけない 、




もう 、普通が なんだかも わからない 、



(なまえ)
あなた
  ... 私が 悪いの 、?  
ねぇ 、私が 悪かった !?
 
(なまえ)
あなた
  ... 教えてよ ... 、!!  




気づけば また 涙が 溢れていた 。



志摩
志摩
  ... お前は 悪くない 、 

(なまえ)
あなた
  ... ッ ... は 、  

志摩
志摩
  悪いのは 、犯人と 、 
施設の 職員と 、

志摩
志摩
  ... 俺達 警察だ  

志摩
志摩
  ... すまない 、

(なまえ)
あなた
  ... ッ ... 、 




.... 私は 、これが 聞きたかったのかも しれない 、





私は 悪くないと 、悪いのは 他の 人間だと 、


誰かに 言って 欲しかったのかも しれない 、




(なまえ)
あなた
  ... ッ ... 、会いたい 、 ... 、
 
(なまえ)
あなた
  .... お母さん ... 、お父さん ..... ッ .. 、 




1度 溢れてしまった 感情は そう簡単に

抑えられない 。




弱い所を 見せたくないのに 、


涙が 止まらなかった 。


(なまえ)
あなた
  ... は ... ぁ ッ ... 、う ... ッ... 、



必死に 手の甲を 口に当てて


声を 抑えようとしても


嗚咽が 溢れて 止まらない 。



志摩
志摩
  ..... 飯を食おう 、 
 
志摩
志摩
  全部 気持ちを  
吐き出してからでいい 、
 
志摩
志摩
  食べたいものを 何でも 言え 、 
用意するから 、
 
志摩
志摩
  ... すまなかった 、 




涙で 霞んだ 視界の 中で 、


ずっと 嫌いだった 警察が 、


この 目の前の 人間が 、


ようやく 少し 好きになれた 気がした 。











































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