先生に引き摺られながら、半ば強制的に
連れてこられた場所は 、防衛隊本部の会議室 。
先生が思いっきり扉を開けると 、
鋭い目つきの男と 、にこにこした糸目の男が立っていた
私を肩に担ぎながら先生は手をひらひらと振る
よいしょ、と私を下ろした後に先生は話を続けた
保科さんが苦笑いし鳴海さんは眉をしかめた
そりゃそうだ 。
防衛隊は呪術界の存在をこの前初めて知ったわけだから
呪術界はどういう組織なのか、呪霊とは何なのか 。
そういう知識が全くない状態 。
つまり、この人がどれほど異質な存在なのかも 、
この人達には何も分からない 。
先生が私の背中を押す
うんざりとした声で私は
とだけ言った 。
突然 、警報がなった 。
『未確認 " 異質反応 " 感知!』
先生に押され渋々歩き出す
保科さんが心配そうに先生に聞いている
先生が鼻で笑う 。
先生の声を背に受けつつ 、私は深く溜息をついた
…… 私の昼寝 、どんどん離れてくなぁ 、🫠












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。