第11話:資料
五条 悟 side
あれからすぐに新幹線の席を取り 、 京都にある
五条家本家に向かって行動をすすめた
五条家に着くなり使用人には酷く驚かれるわ 、
着物に着替えさせられるわ最悪以外の何物でもない
そんな最悪な気分になりながら 、 なんとか資料室に
たどり着き 、 お目当ての資料を探す
そんなこと言っても変わることは無いと分かって
いながら口にした気持ちを無視して 、 見つけ出した
〝 五条 悟 記録 参 〟の背表紙をした分厚い資料に
手を伸ばした
ペラペラと音を立てながらページを捲り 、
目的であるページを開いて情報を求めた
1995年6月12日 No.1
【 特級呪物:田道間守の涙 】の回収
目的:五条悟による特級呪物の回収
結果:回収ならず 、 保留となった
1995年6月12日に五条悟を連れ 、 奈良に行き
最新目撃情報を参考に奈良県桜井市に行くも
特級呪物の呪力が感じ取れなかった。
電車で呪物の反応が強い駅で降りようと
桜井駅2番ホームから電車に乗り移動した。
関屋駅という大阪府と奈良県の境目である駅で
呪物の反応を強く感じ取れた為 、 電車を降り
呪物の反応がある方へ徒歩で移動した。
呪力を強く感じ足を止めた場所は
公立関屋小学校【詳細は別紙にて】正門前だった。
呪物の回収のため近付こうと関屋小学校敷地内に
入った途端 、 同人の意識がなくなり呪力の薄い
場所へ運んだ。
意識が無くなった原因の考察:
【 特級呪物:田道間守の涙 】による吸収
同人の意識が戻るも 、 安全性を重視し五条家本家に
同人を連れ帰った。
著者:東坊城 良望生
1996年6月12日 No.2
【 特級呪物:田道間守の涙 】の回収
目的:昨年に続き五条悟による特級呪物の回収
結果:回収ならず 、 保留となった
1995年6月12日に昨年同様 五条悟を連れ奈良県香芝市立
関屋小学校正門前に到着した。
正門をくぐり 、 呪物の気配が強い方に歩みを進め
関屋小学校敷地内にある中庭に呪物の所在を目撃し 、
捜索行為から回収行為へと移行した。
同人が呪力で体を強化し 、 呪物に触れようと近寄り
手を伸ばすが 、 昨年同様意識を失った。
その場を引くと意識が戻り 、 回収ならず五条家本家に
連れ帰った。
著者:東坊城 良望生
1997年6月12日 No.3
【 特級呪物:田道間守の涙 】の回収
目的:昨年に続き五条悟による特級呪物の回収
結果:呪物の消失により 、 打ち切りとなった
1995年6月12日に昨年同様 五条悟を連れ奈良県香芝市立
関屋小学校正門前に到着するも呪物の気配を感じ取れず
確認のため関屋小学校敷地内にある中庭に行ったが
呪物の実態どころか気配すら消え失せていた。
そこで同人と関屋駅1番ホームから電車に乗り 、 桜井駅
までの区間で気配の探索を行ったが 、 手がかりもなく
為す術なく五条家本家に戻った。
著者:東坊城 良望生
資料を読み 、 あなたと居る時の違和感に納得した
これからどんな事が起こるかを想像しながら
もう一度 、 手に持っている分厚い資料書の1枚に
目を通すと
有り得ない文面を見つけ 、 声に出して読むも
理解できなかった
必死に頭を回すが答えが分かることもなく
俺の【特級呪物:田道間守の涙】への
理解の足りなさを痛感した
そうして俺は___に連絡した
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!