完結後の話
真っ青な晴天を見ると思い出す人がいる。
まるで青い空を埋め込んだような綺麗を瞳を持った人だった。
その人の名をブローノ・ブチャラティと言った。
物腰が柔らかく、誰にでも優し好青年だった。
仲間をとても大切にし、責任感の強い彼に私は惹かれていった。
好青年と言っても彼はギャングだったけど。
私はその人が好きだった。
きっと私は誰よりも彼の事が好きで大好きでたまらなかった。
本当に心の底から好きだった。
でもその人は死んだ。
ボスとの戦いで、相討ちになって、死んだ。
最期に感じた彼の温もりはゼロにすぎなかった。
ボスを恨んだ。
トリッシュの母親を恨んだ。
ブチャラティの父親を殺しかけた奴を恨んだ。
何もかも、全部恨んだ。
全て壊れて、死んで、ブチャラティ達がいるところに逝きたいと何度も思った。冥婚だってできると何度も思った。
でも、ジョジョが言ってくれた。
「死んだ者達の思いを引き継いでいかないといけない」
ブチャラティの気持ちを、思いを引き継いでいく。
それが私のブチャラティからの最後の任務だと思った。
彼が願った、麻薬の禁止を。
でも偶に辛くなる。
好きって言わなかったこと。言われなかったこと。
沢山後悔がある。早く想いを伝えられたならとか付き合えられたなら、、、少し考えただけでも沢山の後悔がでてくる。
だから私は青空に向かって毎日
彼に告白をしている。
過去に戻ることは出来ない。何度も泣き叫んでも、神に願っても、時間が戻ることは無い。
でも君には死んでも想いを伝えることは何回でもできる。
青い空を埋め込んだような瞳を持っていた君へ。
ずっとずっと好きだから。
一方通行の恋でもいい。
唯、想いを知って欲しいだけなんだ
❀.*・゚












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。