第59話

#0 Prelude〜前奏曲〜
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2025/09/07 08:00 更新












こたき
あぁ〜…明日から学校か…














俺は新たに始まる ひとり暮らし と 高校生活 に














期待と不安を抱きながら引っ越してきたばかりの慣れない街をひとり歩いていた











こたき
ん〜夜何食べよ……ん?





〜〜〜♪









近くの公園から歌声が聞こえ、それに誘われるように自然と足が動いていた
























かみやま
Baby 月が結んだ出会い
僕があげられるものは何もないから〜♪










その中ではふたりの男性がギターを持ちながら歌っていて













はまだ
でも気づいてないフリできない
僕はそんな君を守りたいから〜♪









こたき
えぇ曲やなぁ…












と少し離れたところから聴いていると…











ドサッ!…_











「うえぇ〜〜ん!」









こたき
え...?、、、あ!










と目の前で男の子が派手にコケ、思わず手を伸ばし駆け寄ろうとした時





















あなた
大丈夫!?どこ痛い?







と女の子がひとりその子に駆け寄った











あなた
あ〜お膝擦りむいてもうたなぁ〜
これは痛いなぁ〜ママは?







と笑顔で必死にその子を慰めているとすぐに母親が駆けつけ、また笑顔でバイバイと手を振る










こたき
、、、、、、












その女の子は歌を聴きに来ているようですぐに近くにあったベンチに座り








たまに目を閉じて聴き入ったり、小さく歌ったりふたりの歌を楽しんでいるようだった…










はまだ
Baby もう幸せを受け取って
これ以上なにも望めやしない 今は〜♪
あなた
 Baby もう幸せを受け取って
これ以上なにも望めやしない 今は〜♪









こたき
、、、、、、、









俺はなぜかそんな彼女から目が離せず、同じように歌を聴きながらその瞬間を気づけば少し楽しんでいた


















あなた
あ!あの…よかったどうぞ?








今度は荷物を持ちうろうろと座りたそうにしていたおばあちゃんにそう声をかけ









あなた
へぇ〜!…そうなんですか?







なんて一緒に座りながら話し始めた
























そして俺もそんな彼女を見ていたらあっという間に演奏は終わっていて








あなた
帰り気をつけてくださいね〜

………あ…終わってしもた…







こたき
ふっ…笑………









少し残念そうにしながら空を見上げ…
























あなた
あ……綺麗…










といつの間にか暗くなっていた空に浮かぶ大きな満月を眺めそうつぶやいた…












こたき
あ…ほんまや………綺麗やなぁ〜…










と今度は月に見惚れていると


















こたき
あ、、、、、、、












もうそこにあの子はおらず…



















こたき
……また会えるかな…








と俺は少し頬を上げ

















この街に引っ越してきてよかったかも…











なんて思いながら明日から始まる新生活にも少し期待が膨らんだ





























そして、、、、、、


























高校初日、クラス表に群がる生徒の1番後ろでぴょんぴょんと飛んでいる女の子がひとり…


















こたき
名前なんていうん?
俺見よか?






あなた
えっ!?、、、あなたの名字あなたです、、、














昨日の子…あなたの名字あなたちゃんって言うんや…
















彼女との再会は、思っていたよりも遥かに早いものとなった…










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