悪意。
それはこのたくさんの世界で決して消えることのない、
不滅の存在である。
その名はマリス・セルスタルド。
とある世界の古代文明を滅ぼし、ロンギヌスの槍と5本の魔剣によって封印されし存在.....
その魔剣の名は
真実の刃 フラガラッハ
復讐者の剣 バルムンク
戦争の剣 ファルシオン
生命を吸う魔剣 ダーインスレイヴ
そして龍によって生み出され龍を滅ぼす
滅龍の剣 ドラゴンスレイヤー....
その封印を解く鍵は別の世界へ渡り、封印が解かれることはない
とされていた.......
しかしマリスは自身の分身と腹心を封印の解除に使い、
ファルシオン、バルムンク、フラガラッハの封印が解除されてしまった。
そして砕かれ、あらゆる世界にばら撒かれた自分の魔剣ダーインスレイヴの力を取り戻すためにあらゆる世界を襲撃していった.....
ダーインスレイヴは元々能力のない刃だった。
しかしある使い手の魂が宿ったことにより、砕かれても復活し、生命を喰らい続ける恐ろしい魔剣と化したのだ。
それを今使いこなしているのはマリス・セルスタルドとその部下黒い翼だけだ。
ドラグニス「......強いな」
黒い翼「.............」
マリス・幻「変身しないのか?」
ドラグニス「そうしたらお互い楽しめないし、俺の心臓にある封印の欠片をお前たちは砕くことができないだろ。」
マリス・幻「そうか、だったら遠慮なくやるぞ!」
ここでドラグニスの本名を紹介しよう。
彼の名はレミアボラス・ヤーレドン ・イラゴス。
封印は人間の心臓に埋め込まれ、死ぬと子孫に受け継がれていく呪いと言えるものだった。
ドシュ!!
ドラグニス「いい突きだな。防御すら突き抜けるとは....」
黒い翼「.....」
マリス・幻が地面に剣で張り付けられているのをよそ目に、
黒い翼はドラグニスの邪悪な心臓を抜き取った。
黒い翼「....質問がある。この心臓を潰せばお前はどうなる?」
ドラグニス「どうにもならないよ。もう既にこの体はあらゆる理から外れ、本物の化け物のパーツの一部だから封印の解除機以外何の意味もない。」
黒い翼「そうか、ならば潰させてもらう。」
その時、ドアを突き破ってラミレスが入ってきた。
ラミレス「管理人!!助けに来ましたよ!」
ドラグニス「やめろラミレス。お前が勝てる相手ではない。それに彼らは目的を達成した。」
ラミレス「そんなこと言ったって.....」
黒い翼はラミレスに即座に近づき、武器を持った腕を軽くへし折り、手刀で切り落とした。
ラミレス「は、速い.....」
黒い翼「その目....ファルシオンの一族か。」
ラミレス「え?」
黒い翼「昔リベンラゴンに依頼されて子供を集めていた時にお前の両親を私たちの目的のために殺した。」
ラミレス「.....え?」
黒い翼「強かったが、かつての英雄達に比べるとそこまで強くはなかった。」
ラミレス「.....くそっ!!」
ラミレスは残った腕で殴りかかったが、腹パンされて気絶させられた。
ドラグニスは心臓を砕かれながらも平然として言った。
ドラグニス「ここにいると厄介事になる。早く逃げろ。」
黒い翼はマリス・幻を肩に担ぎ、次元の壁を突き破って逃げていった......














編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。