第5話

259
2025/06/28 11:00 更新





隣にいる男の子が


ぱくぱく と食べているのを


見ていて、私はまだ


この子の名前を聞いていないことを


思い出した。







あなた
 あのさ、私あなたの下の名前って 
 いうんだけど、




あなた
 君のお名前は何? 



🐺
 俺は、    
🐺
 ”ロウ“    


🐺
 よろしくな、あなたの下の名前    
あなた
 ロウ!よろしくね♪   










あなた
 あとさ、もう一つ 
 聞きたかったんだけど、








あなた
 ロウにはなんで 
 
あなた
 お耳としっぽが生えてるの? 
 





🐺
 、、、    


あなた
 ぁ、もちろん言いたくなかったら、、、    
🐺
 _言ったらお前は 
 いなくなっちまう 




あなた
 ? 


あなた
 私はいなくなんてならないよ? 




🐺
 、、、ほんとか、? 
あなた
 もちろん! 













🐺
 、、、   
🐺
 __俺は”オオカミ“なんだ 






あなた
 へ、? 
あなた
 ぉおか、、、? 









気づけば私は


立ち上がって、


走り出していた。


家から持ち出したクッキーも




もらった魚もほうって






一瞬後ろを振り向いた時、


ロウは、お肉は持っていないと


言った時とは違って、


しっぽもお耳も眉も口角も


周りの空気すら


垂れ下がって見えて、


私が放ってしまった


クッキーと魚を


俯いて見つめていた












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