元々施設育ちということもあってか、
人並みの愛情をもらわずに生きてきた。
私の中の辞書には“感情”ってものがないみたいだ。
オーディションの時に沢山苦労した。
“表情が死んでいる”
そう言われて。
だって、、笑い方なんてわからなかったんだもん。
それからは毎日何十分も鏡の前で笑顔の練習をしたな、だなんて。
ご覧の通り意思を伝えるのも苦手だ。
こんな私にいつも付き合ってくれているみんなには
とても感謝だ。
瑠姫くんだって私がこんなんだから疑問系ではなく
提案してやってくれる。
いつもひとりぼっちだった私に
沢山のお兄ちゃんができてなんだかくすぐったい気持ち。
気づいたら夢の中にいた。
愛ってこういうものなのかな…?
まだ…、わからないや。
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。