第32話

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2023/07/01 11:00
「...え、え、!?」







彪太郎さんに言われた言葉が頭の中でグルグル回る



1人であわあわしていると、彪太郎さんがふふっと
笑った







彪太郎「...この花言葉通り、俺はあなたさんが好き」


彪太郎「暗い顔で花屋の前を通るあなたさんを見て、
笑顔にさせたいって思った、」


彪太郎「...もしよかったら、この花を受け取って貰え
ませんか、??」







伏し目がちに話してた彪太郎さんは、最後にまっすぐ
私の目を見てハナミズキの花を差し出した



さっきから胸がドキドキするのが止まらない、



私はゆっくり、花の方へ手を伸ばし、



ハナミズキの花を受け取った







彪太郎「...へ、」


「...私も、彪太郎さんのことが好きです」


「いつの間にか彪太郎さんの優しさに惹かれて、花屋の
前を通るのが楽しみになってて、」


「毎日ドキドキしてるんです、」







自分の想いを伝えることなんて初めてのこと



時々声を震わせてしまったけど、想いを伝えた







彪太郎「...ふふっ、そっか、嬉しい」


彪太郎「絶対あなたさんをこれから幸せにします」


「よろしくお願いします、!!」







私が返事をしたと同時に彪太郎さんは私を包み込んだ



とても暖かくて、安心する、







彪太郎「っ、ほんま、??」


「...はい、もちろんです、!!」


彪太郎「...やばい、嬉しすぎる、」







彪太郎さんはそう言うと、さらに私をギュッッと抱きしめた



苦しい...かも、笑







彪太郎「これからは俺の彼女としてよろしくな、??」


「っ、はい、!!」







まさかこの恋が実るとは私自身も思わなかった



...奇跡ってほんとに起こるんだね、




















拓哉「んふっ、よかったなぁこたちゃん」


拓哉「気になったから着いてきて良かったわぁ、笑」




















拓哉「...好きだったよ、あなたちゃん、」

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