真っ暗な所にうりさんが…1人で泣いている。
私は居るはずなのに、
手も足もでない。
『お願いです…泣かないでください…』
そう伝えたいのに、声が出ない。
何もできない。
抱き締めて、「私は大丈夫ですよ」って
伝えたいのに…
?…ここは……?
真っ白な天井と、真っ白な壁。
カーテンまでも白い…
窓から見える街並みは
暗い中にポツポツと、白やオレンジ色の光が見える。
部屋の電気は点いてないけど、
頭上には多分、ライトが点いている。
あぁ…今は夜なのかなぁ
そんなことをふと思ってしまう。
あぁ、久しぶりにちゃんと見るうりさんの顔。
なんか前より痩せたのかな…?
今にも泣き出しそうな、でも嬉しそうな顔をしている。
口には、呼吸器があって
うまく話せないし、言葉を発せないけど
私は少しでもうりさんの名前を呼びたかった。
私が刺された事件から、『3ヶ月』という月日が経っていた。
私は目覚める可能性が低かったらしく、
先生に、
と起きてから言われた。
って、正直思っちゃった…笑
でも、
うりさんたちの嬉しくて、泣きそうな表情を見て
実感した。
私が3ヶ月も眠っていたことを。
ギュー
いつも元気なえとちゃんと、
隣でにこにこ笑っているのあさん。
その2人が私の前で泣くなんて初めてで、
びっくりしたけれど、
そんな2人のことを泣かせてしまうくらいに
私は心配させてしまったのかと
罪悪感が押し寄せた。
皆が、笑顔で私に色んな言葉をかけてくれた。
私はこんなにも色んな人に支えられていることを実感した。
本当にみんな…
『ありがとう』
皆さん今日はクリスマスイブ!!
ちょっと早めの☃️Merry Christmas🎄✨











編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!