第8話

お祭り以下略その4!(無神家and主人公
94
2023/07/10 14:03
続きの続きの続きです!
あれからしばらく歩いて、、
あなた

、、足が痛くなってきたな、、

歩き疲れたせいか、
足を動かす度にズキズキと
足が軽く悲鳴をあげている
あなた

でも、こんなところで、!
みんなだったらきっとまだ、!!

”まだいける”。

無神家のみんなだったらこんなところで
倒れたりなんかしない、!

私も強くならないと、みんなが居なくたって!
そう頭では思いつつも、
足がとうとう限界を迎えたのか、

感覚を失い、体制が崩れるーー!
あなた

わっ!

”トン”
でも、何故か私の体は倒れず、
何かに よりかかっているような、
引っ張られているような、感覚がする
コウ
あなた。やっと見つけた。
コウさんの声がする。

そうだ私は後ろを振り向こうとして
初めて気づく。

私、コウさんに”後ろから抱きしめられてるんだ”
あなた

コウさん、?

あなた

コウ、さん、なんですか、?

コウ
うん。ごめん。ごめんね、あなた。
あなた

なんで、なんで謝るんですか

少しずつ、私を抱きしめる力が強くなる
コウ
俺が油断、しちゃったから、。
俺がもっとルキくん達みたいに
出来てたらーー!
コウ
あなたを傷つけなくて済んだのに、!
あなた

私はーー大丈夫ですよ。

私はこれ以上コウさんを
心配させないように
軽く微笑む
コウ
嘘だ、こんなに脚が赤くなって、!
足だって靴擦れで血が滲んでる!
それに、浴衣だってーー!
そんなことわかってる
私なら大丈夫。だから、!

私の心配をしないで、、
だって、あなたの方が、、!!
あなた

ーーって、

あなた

”コウ”の方が、!
私よりずっと傷ついてますよ、!

あなた

私の、せいでーー!!

そうだよ、コウさんが傷ついたのは私のせいだ 

私がみんなに頼りまくりでどうしようもないから
みんなが私なんかのために傷つくんだ、!
コウ
ああ、っ、もうウザイ!!
ーーっ!
コウさんは、私の首筋に強く噛み付く

激痛で、とても苦しいけど、コウさんが
私をすごい心配してくれてたって

優しい気持ちがキバを通して伝わってくる
あなた

んっ、、、!あっ!

コウ
ーっ、あ、、ふっ!
キバが沈み込む度に
ジュルッて音が、頭に響く
あなた

コウ、さん!
や、め、っ!

コウ
ーはっ、やめない、!
あなたには、分からないよ!ーーんん!
コウさんは、辞める気配もなく、
私の首筋にまた強く噛み付く
あなた

んんっ!!あっ!

さっきより、もっと痛くて気を失いそう
あなた

コウ、さ、、
ごめん、なさ、、っ、

パタッ、と全身の力が抜ける
コウ
ーー!! あなた!
無神家、、
あなた

ん、。

あれ、私。
さっきまで何してーー

私はベッドから上体を起こそうとする、が
ズキっと身体が痛む
あなた

痛っ、!

”ガタッ”

私の声に誰かが気づくと
こっちに小走りで近づいてきて

ぐっ、と体を引き寄せられる
ルキ
あなた、心配、させるな!
その正体はルキさんのようで、
ギュッと身体を強く抱き締めてくる
あなた

、、ルキ、さん?

ルキ
コウから話は聞いた。
すまない、俺のせいで、
お前を傷つけてしまって、、
ルキ
許してくれとは言わない。
、1つ謝らせてくれ。
あなた

そんなこと言わないでください!

あなた

私の方こそ、心配掛けてごめんなさい!
なのに私、、!


私、自分のせいだって、悪いこと言っちゃった

コウさんは、自分を傷つけてまで
探しに来てくれたのに
ルキ
コウと何かあったのか?
突然心を見透かされたように
ルキさんは言う
あなた

な、んで、わかったんですか?

ルキさんは私の身体から離れると
私の首筋に指を差した
ルキ
ここ、。噛まれた跡があるだろう。
ルキ
さては、昨日コウに噛まれてーー
あなた

それ以上は、もう分かっているので
もういいです!!

そう言うと、ルキさんは
ルキ
コウなら、部屋にいる。
行ってこい
あなた

はい!

コウの部屋
コウ
、、、。
コンコン、コン
あなた

コウ、さん。いますか。

コウ
、、、。
反応がない。 
でも、私は扉に軽く手のひらを扉に着けて
語りかける
あなた

いても、いなくても、聞いてください。

あなた

まずは、一言。謝らせてください。
本当にごめんなさい。

あなた

私、ダメですよね。
1人じゃ何も出来ないし、そのせいで
皆を傷つけてしまう。

コウ
、、、。
あなた

でも、嬉しかったんです。

あなた

あの時、コウさんが来てくれなかったら
私は、もうダメだって、
諦めてしまったと思います。

あなた

だから、本当に嬉しかったです。
ありがとうございます。

コウ
、、
あなた

聞いているか、聞いていないか、
分からないのに、長々と話をしてごめんなさい。

あなた

私、もう行きますね。

あなた

さようーー

私が扉から離れようとした瞬間 
急に扉が空いてーー!
”ガチャ”
コウ
ーッ!
”ギュッ!

気づけば
コウさんが私を抱きしめていた
あなた

っ、!

あなた

コウ、さ、!

コウ
今は、何も言わないで
いつもより声を低くして、コウさんは言う。
あなた

、、。

コウ
ただ、一言。ごめん、あなた。
コウ
そして、ありがとう。
あなた

、、はい!

コウさんは、ほっとしたような顔をすると、
私の身体からそっと離れる
コウ
じゃあ、戻ろっか!
2人でリビングに戻るとーー
みんながコソコソと何かをやっている
アズサ
あ。あなた、とコウ。
アズサさんが、私たちに気づき、
小走りで近づいてくる
アズサ
ッ!
と思えば、、
そのまま、私とコウさん、
2人まとめて抱きしめられてしまう。
あなた

ちょっと、アズサさん?

コウ
急にどうしたの!?
アズサ
俺、ずっと、心配、してた。
だから、これは、
ちょっとした、お仕置き。
そう言うとアズサさんは、ゆっくりと体を離す
アズサ
おかえり、あなた。
あなた

ただいま、アズサさん。

そうやって、ベタ展開である[感動的な再会]
をしていると、

前の方から声が聞こえてくる
ユーマ
おい、お前ら!
早く来い!
あなた

ゆ、ユーマさん、?

声を聞き、ユーマさんと、
ルキさんの所に向かうと、、

そこにはーー、、
コウ
これって、、笹の葉?
ユーマ
んだよ、見りゃわかんだろ、
大きな笹の木があって
そのまわりにルキさんがいて黙々と
作業をしている
ルキ
お前たち、ちょっとこの
笹の葉を支えてくれないか
あなた

は、はい!

アズサ
あと、ここも、結んで、固定しないと、
そんな感じで、軽く作業をして、
大きな笹の木が完成した
コウ
かんせ〜い!!
あなた

わあ、凄いですね、!

ルキ
後は、短冊だけだな。
ルキさんはそう言うと
短冊を私たち一人一人に配る。
コウ
俺、ピンクだ!
アズサ
俺、は、緑。
ユーマ
俺はオレンジ、か?
みんなはそれぞれカラフルな
短冊に願い事を書き始める
ルキ
あなたは、これだ。
あなた

ありがとうございます。
、、この色、。

私が渡された色は、、赤。
あなた

ルキさんは何色にするんですか?

私が聞くとルキさんは、、
青色にするらしい。
そんな感じで、みんなに続き、
私も願い事を書き始める。
それが終わると、飾りつけをして、
今度こそ、笹の木は[完成]した
今、私たちはそれを眺めている
コウ
ねえ、アズサくんは、何を書いたの?
アズサ
俺は、、秘密。
コウ
えー、ずるーい!
じゃあ、ユーマくんは?
ユーマ
いちいち聞かなくても見りゃわかんだろ
あなた

ふふっ、、

コウ
あー、ミニ猫ちゃん、!
なんで笑ったの!?
あなた

皆、仲良いなって、思ってしまって、!

コウ
そういう、あなたこそ、
願い事は、何にしたの?
あなた

わ、私、ですか?

私はーーー。
七夕編終わり
どうも間宮です!

七夕編おわりました!
結構疲れました!
あと、ひとつ言っておきますが、吸血シーンを
入れさせていただきましたが、
本編では、まだあなたちゃんは、
無神家の兄弟がヴァンパイアだって知りません!

これは未来の話です!!

一応言っておきました!

それでは、皆様七夕編、ここまで読んで頂き、
ありがとうございました!
それでは!

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