JAKE side___、
気がついたら…あたり一面が炎で包まれていた。
僕は死んだんだ、そう思い人を見つけるまで歩き回っていたら大きな扉の前に行き着いた。
少し開けて覗くと目の前に角が生えた目が緑の男の人がいた。
しばらく待っていると部屋の中に連れて行かれて…そこで彼女に出会った。
すごく綺麗な姿だったけど、同時に怖くもあった。
とても…人には見えなかったから。
名前を聞かれたと思ったら犯した罪はなんだと聞かれて…僕は何のことか理解できなかったけど、メンバーのことが気になり、問いただすと助けてくれると言うので素直に信じた。
いや…というより、僕の直感が信じていいと思ったから。
彼女なら…メンバーを守ってくれると。
それから彼女が斧を振り上げたのを見て目を瞑るとなぜか部屋に連れてきてくれた人に追い出され、外に出ると違う人がいた。
そのままこの世界の出口に連れてこられて背中を押された僕は気がついたら病院にいた。
あの悪魔の人が言ったとおり、皆無事だった…良かった。
僕たちが病院にいる理由は1つ、交通事故に遭ったから。
逆走した車が僕たちの方に突っ込んできて…避けきれなくてそのまま衝突。車もひっくり返ったはず。
皆よく生きてたな…
なんでだろう…ヒスンイヒョンなのに、ヒスンイヒョンじゃないみたい。
悪魔と名乗る人には会ったけど…言わないほうがいい気がして夢なんて見てないと咄嗟に嘘をついた。
ソンフンが悲しそうな顔をしたけど…本当のことを言ったら駄目な気がしたから。
僕がお医者さんに診てもらっている間に何かを話す2人、小声で話すから何を言ってるのかさっぱりだったけど。
病室の前が何か騒がしいから記者の人が集まってきたのかと思っているとマネージャーと共に人が入ってきた。
……正確には、人の姿をしたさっきまで地獄にいたはずの人たち。
急に現れて協力しろって…何に?
それに…マネージャーさんの様子もおかしい、ぼーっとしたまま隅に座り込んでる。
そう思っているとジョンウォンも何かを察したのか僕との間に入ってくれた。
ジョンウォンが捕まって、あなたと名乗る悪魔が僕の前に来て耳元で言ってきた。
僕は…とんでもない人に助けを求めてしまったのかもしれないと、この時初めて彼女の真の恐ろしさを目の当たりにした。
紫色に光った目が僕を金縛りに合わせるかのように、体を動かなくした。
人形のように頷く僕を見て彼女は満足そうに微笑んだ。





















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。