私はあの後、髪の毛を整えお化粧をしてもらい完全に男達と接客できる状態になった
店主がさしたのは周りより人際でかい席
ふん!
そりゃそうよ
私が主役でなけりゃここにいる人間をひとり残らず食ってやるんだから
店主、分かってるじゃない
心の中でブツブツ言いながら私は一際デカい机の椅子に腰掛けた
すると他の女と話ている男がこっちを向いた
するとその声を聞きつけた男達が一斉に私の隣りに座ってきた
コップを差し出してきた男は手にお酒を持っている
イチャイチャ……
しょうが無いわね…
すると男は私の首に腕を巻き付けてきた
もう一人の男は私の膝に頭をおく
所謂膝枕
そしてもう一人の男は私に抱きついてくる
気持ち悪い……
早くこの時間よ終われ…
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。