□side
俺は昔小さい時に小山組の組長に引き取ってもらった
もう両親の顔もそんな覚えていない
いつもこの家では雑用をやらされている
まぁ血が繋がってないから当たり前なことなのかもしれない
食事も1人で食べて、掃除や洗濯に料理を全部している
組長の息子さんも一緒に暮らしてるが、その子はいつも好きなものを買ってもらってた
そんなある日組長に呼ばれた
組長「お前を嫁に出す」
□「えっ?」
組長「相手もおっけいしてくれている」
□「なんで俺なんですか?」
組長「息子は結婚したくないと言ったから」
□「でもそんなのバレたら……」
組長「もしバレたり俺を裏切るようなことをしたら、命はないと思え」
□「はい……」
要は家を出ていってほしいってことかな
まぁいいやこんなところから抜け出せるなら
家を出る日いつもは綺麗じゃない服を着ていたのに、今日はすごく綺麗な服を渡された
俺の服が汚いって思ってたなら買ってくれても良かったのに
なんて思いながら家を出た
着いたのはすごく大きな豪邸だったけど、中に入ると
男「なんだてめぇは」
男「なにしにきたんだよ!」
怖かった
□「あ、すみません……帰ります」
場所間違えたかなって思ったが
▽「変える必要は無い、ここであってるよ小山慶一郎」
□「えっ?名前なんで……」
▽「それは俺の妻になるんだ知ってて当たり前」
まずい、俺は知らないや
知らなかったら殴られるのかな
▽「みんな慶一郎に手を出したら許さないからな!」
男「はい!」
怖い……
俺の知ってるヤクザはあのジジィみたいな嘘つきでお金をだましとるイメージだったけど、この人たちは暴力でお金巻き上げるのかな
俺のお金も取られたりして……
でも、そこまでお金もってないし大丈夫かな?












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!