浴室のドアを見つめる
大宅さんが泣いてたのは、多分俺のせいだ
もし、あの日、俺が大宅さんを抱かなかったら……
今日だって、代わりにホテルを取ってあげれば良かったんだ……
しばらくして、大宅さんが浴室から出てきた
目は赤くない
浴室に向かい、風呂に入った
リビングに戻ると、ソファに横になって目を瞑ってる大宅さん
長旅で疲れたんだろう
ここだと、風邪ひく……
大宅さんを抱えて、寝室へと向かった
大宅side
なんか……暖かい……
ふわふわする……
揺られてる……?
ふわっと下ろされて、無意識に手を伸ばした瞬間、意識がハッとした
ネコが俺を見下ろしていて、俺はネコの腕を掴んでいた
そう言われて周りを見ると寝室で、俺はベッドに寝かされていた
運んでくれたのか……
そう言って寝室から出て行こうとする
1人で寝るには充分、2人で寝るには少し窮屈なベッドに並んで寝る
なんていう不安は、長旅の疲れには関係なく、気付いたら夢の中だった













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。