学校に行くと、昨日までとは違ってたくさんの人が話しかけてくるようになった。
嫌われていない、ということでいいのだろうか、。
とにかく少しだけ安心した。
それに、昼休みとかは話しかけないでもらえるので助かっていた。
………… いや、このふたりが来るから話しかけてこないだけかもしれない。
毎日毎日、金髪は治くんを引連れてやって来ていた。
信じられない、とでも言うような顔をする金髪から視線を逸らし、黙々と弁当を食べる。
すると金髪は私の前の席に座り込んで弁当を広げた。
治くんは何か言いたげだったが、その隣に並んでおにぎりを取りだした。
小さく頷くと治くんはニコニコと笑う。
……… 金髪の人は今にも爆発しそうな勢いだ。
……… 金髪の人はいちいちのリアクションが大きくてうるさい。
目を合わさないように食べていると弁当を食べ終わってしまった
呼ばれたのかな、と視線をあげるとすぐそこに金髪の顔があった。
少し後ろにさがって、金髪の言葉を待つ。
どう返そうか迷っている沈黙を、”宮侑”は肯定ととったらしい。
何も話さないように、と口を閉じる。
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!