第12話

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2026/05/01 16:20 更新

プップップルルルルルルッ📞






“非通知”
諸伏 高明
見たことの無いPIIIですね…
諸伏 高明
これはどちら様のですか?


諸伏が呼びかけるが、長野県警のデスクにいる刑事たちは違うという




たしかに、特殊な形状のPIIIなのだ


バタバタバタバタ
紅月 美星愛
高明!!私の机にスマホ置いてない!?
諸伏 高明
ええ、ありましたよ
諸伏 高明
こちらに


その形状のPIIIを見て、紅月は顔色が変わる
紅月 美星愛
ありがと…今日早退させてください
諸伏 高明
また何かあるのですか?

諸伏は頭が回る、そしてそれをいちばん知っているのは幼なじみである3人。


見透かされていることは紅月だって分かっているはずだ
紅月 美星愛
ええ…ちょっとね
諸伏 高明
…そうですか
諸伏も察しているからこそ、無理に踏み込みはしない


プップップルルルルルルッ📞


特殊な形状のPIIIがもう一度鳴り出す
紅月 美星愛
…ごめん、出てくる


そこには



“非通知”とだけ
紅月 美星愛
紅月 美星愛
わざわざどうしたの?ゼロ
降谷 零
やっぱり、わかっていたんだね
紅月 美星愛
勿論
降谷 零
僕は5分前にも電話をかけているが…その時は?
紅月 美星愛
え、5分前?
降谷 零
どうやら、知らないようだね
紅月 美星愛
当たり前。だって机に普通のPIIIを置いてきたと思ってたのにまさかPIVを置いてきてるだなんて…
(ここでのPIVとは・・・PIIIの進化版で、公安警察官の持っているPIIIのようなもの。)
降谷 零
めずらしいな、君がそんなミスをするだなんて
紅月 美星愛
あら、私だって人間よ?
紅月 美星愛
で?何かあったの?
降谷 零
今度、どこかで会えないか?
紅月 美星愛
んー、、今週は無理かもね
降谷 零
わかった、マカロンに依頼があるのと、美星愛にも用があるんだ
紅月 美星愛
あら、忙しいのでトリプルフェイスさんも
降谷 零
クアドラプルフェイスの君には言われたくないな…
紅月 美星愛
あれ?ゼロに全部の顔言ったっけ?
降谷 零
嗚呼
紅月 美星愛
そっか…w
高明side
紅月 美星愛
じゃーね、ゼロ
紅月 美星愛
久々に話せてよかった
降谷 零
嗚呼、またな

相手方の声は聞こえずとも、美星愛の口調が変わっていないことから親しい間柄だということが分かる…


その事実に胸が痛くなった



……ゼロ?
諸伏 高明
たしか…


私はデスクに戻り、“あの封筒”を取り出す



そこには『0』



諸伏 景光
『あだ名がゼロって言うんだ!』


景光が言っていた言葉が蘇ってくる


紅月 美星愛
ごめん、今戻ったー
…美星愛、貴方は弟を知っているのですか、?


そして、ゼロと言うのは零さんという方で合っていて、貴方とはどのような関係なのでしょうか…
諸伏 高明
紅月 美星愛
どうした高明?顔色悪くない?
諸伏 高明
そう…ですか?
紅月 美星愛
うん、なんか…目が元気ない


元気がないことを見破られてまで喜んでしまう私は重症でしょうか。


貴方が私のことをいちばん知っているように、
私も貴方を1番に知りたい…
諸伏 高明
まさに、寤寐思服…ですね
紅月 美星愛
私服?私服がどうしたの?
諸伏 高明
…いえ、なんでもありません
寤寐思服(ごびしふく)

寝ても覚めても頭から離れない。
その人のことしか考えられない様子。


高明さん、それは反則です…
だってもう遠回しに告白しちゃってるじゃん…💞

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