第4話

第2話🏠
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2024/10/07 07:45 更新
あなたside





[自宅]






よし、このくらいかな




大きめのキャリーバッグにお気に入りの服やメイクポーチを詰めていく




絵心さんと別れた後、財布に入れていた予備の鍵でこっそり玄関を開けて中に入った



住み込みのバイトとなればいろいろ準備もあるだろうという事で、翌朝最寄りの駅に迎えに来てもらうことになった






お父さんには……手紙かなんか置いて行けばいいか








ひと通り荷造りを終えベットに入ると一気に眠気が襲ってきた



時計に目をやるともう深夜2時を回っていた




明日も早いしもう寝ようと、不安と期待を胸に眠りについた




















―翌朝―




あなた「ふわぁぁ……」




眠い……



時刻はまだ5:30



7時に迎えに来るって言ってたよね



急いで準備しなきゃ





寝不足で重い体をゆっくりと起こし洗面所へ向かった











身支度を終え忍び足でリビングに来ると、まだ父は起きていないようでしんと静まっていた




あなた「………」




テーブルの上には昨日の喧嘩の発端となった大学のパンフレットや通知表が散らばっていた




それらを隅にまとめテーブルの真ん中に父宛ての置き手紙を置く





あなた「………いってきます




罪悪感はあったが一度決めたことは曲げたくない







父を起こさぬようにそっと扉を開け家を後にした



























絵心「あ、おはよー」


あなた「おはようございます」




駅に着くと、絵心さんとその隣にもう1人赤髪の女の人が立っていた



??「おはようございます、あなたが金梨あなたちゃんね?」


あなた「は、はい!」



めっちゃ綺麗な人だ


乳でか…


肌きれい…



??「私は帝襟 アンリ」

アンリ「日本フットボール連合の職員で、ブルーロックプロジェクトを担当しています」



「よろしくね!」と言って笑いかける姿はまさに女神だった



あなた「よろしくお願いします!」











―ブルーロック到着―





あなた「でっか……」



車に乗ってから数時間、山を超えた先にそれ・・はあった


| BLUE LOCK |



絵心「ここが、フットボールが一番」

絵心「熱い場所だ」


あなた「一番…熱い場所……」



なんか凄いところに来ちゃったな

















中に入ると迷路のような廊下が続いていた



アンリさんに案内された部屋は、窓がなく壁は全てコンクリートだった



牢屋みたいな部屋だなぁなんて思っていると、壁に付けられたモニターに絵心さんの姿が映し出された



絵心「あなたちゃーん」

絵心「着替えたら早速仕事始めてもらうから俺の部屋きてねー」


あなた「わかりました」

あなた「あの、絵心さんの部屋って…」



ブチッ 



え、消えた!?



部屋どこかわかんないのに!



と、とりあえず着替えた方がいいか…











ウィーン




着替えて外に出ると廊下には誰も居らず静まり返っていた





ここまで来る途中にそれっぽい部屋なかったしこっちかな?


まぁ歩いてれば見つかるっしょ





〈数分後〉




あなた「詰んだ…」




どこだここ



歩いても歩いても同じコンクリートの壁が続いていて、もうどっちから来たのかも分からなくなってしまった



どっかに地図ないかな……



ドンッ



あなた「っわ…」



地図を探して歩いていると曲がり角で誰かとぶつかってしまった



??「うわっ!すみません!」


あなた「いえ、こっちこそ前見てなくて」



同い年くらいだろうか


黒髪に青っぽい目をした男の人だった



??「あの……ここどこだかわかりますか?」


あなた「え、もしかして迷子…ですか?」


そう聞くと恥ずかしそうに目を逸らし苦笑いして言った


??「はい…恥ずかしながら……」


あなた「実は…私も迷子でして……」


??「まじすか!」



自分と同じ仲間がいたことへの安堵と、この人も道が分からないという絶望感が同時に込み上げてきた



??「あー…とりあえず地図かなんか探した方がいいっすね」


あなた「ですね…」









こうして私のアルバイト生活は、最悪なスタートで1日目を迎えた






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