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次の日、セカイの湖で昼食を取っているとメイコがすっと現れそう告げた。『伝言』。その言葉に、絵名もボクもなんだか身構える。
メイコはボク達を真っ直ぐ見つめながら、口を開いた。
いよいよ本格的に、まふゆ達が動き出してきた。ご丁寧にメイコを通じて伝言まで。きっとこれ以上拒絶すると、よりいっそう怪しませるに違いない。
ぐずぐず考えていても仕方がない。まふゆ達は知りたがってる。ボクだって話したい気持ちは大きい。なら、勇気を出して話してみても罰は当たらないはずだ。
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指定した時間よりも、2人は早く着いていた。
不安なのか少しそわそわしている奏に。静かに湖をただ見つめているまふゆに。そう声をかける。
初めにボク達に反応したのは奏だった。ボク達の想像以上に心配してくれていたようだ。目が合うなり、ボク達の方へ駆け寄ってくる。
もう言い逃れできない。
もう隠すなんて真似はできない。
メイコに頼んでまふゆと奏以外は立ち入らないようにしてもらった。これで真剣に話ができる。他のみんなも語るのは、なんだか心苦しい。
重たい口を開ける。
どく
どくどくどく
どくどくどくどくどくどくどくどくどくどくどくどく
心臓の音が、うるさい
体が、震える
内側、から、………何かがボクを蝕んでいる
冷たい
嫌だ
逃げたい
怖い
気持ち悪い
嫌われたくない
震えるボクの手を、絵名が優しく握る。
惨めに丸まるボクの背を、奏が擦る。
あたたかさが、伝わってくる。
ゆっくり。深呼吸を繰り返して。
言葉を、手繰って。
包み隠さず
真実を___












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。