私は、ホークスと一緒に“任務”に出て居た。
現在進行形で私はヴィランなどが集うアジトに
ホークスと共に来て居た。
…何だっけ?確か、泥花市で死柄木弔が率いる
ヴィラン連合と異能解放軍が戦闘したんだっけ。
それでヴィラン連合側は覚醒及び、異能解放軍
との戦闘に勝利。
それで異能解放軍の集うアジトに潜入中。
私が舞台のある場所を指を差すと、ホークスは
舞台に立ってる奴等について教えてくれる。
トガヒミコ、トゥワイス、荼毘、死柄木弔など
連合側は知って居るが…
彼奴は誰だ?異能解放軍の奴か?
此処一ヶ月で、目撃数が多発しているらしい。
最近ヴィラン連合に入ったのかは知らないけど
何か見覚えのある姿に首を捻る。
そんな訳無いだろう。
ホークスが解放軍の奴等と話している間、私は
一人で近くの壁に寄りかかっていた。
相変わらず上っ面で軽い事を言ってやがる。
ニコリとギザ歯を見せて私に微笑み掛けるのは
先程の舞台の上に居た奴だった。
「そんな警戒しないで下さい」と歯を見せて笑う
此奴は、胸元に手を置いて紳士的に挨拶する。
自分の名前を出された瞬間__喉がヒュッ、と
鳴る音が聞こえた気がした。
何で、私の名前を知ってるんだ。
しかも…お姉様?まさか、
私の手を取って自身の頬に当てる律の高揚した
顔は、昔から変わらなかった。
そんな事より、どうして…律が生きてるんだ?
この子は事故で死んだ筈。
ほれなのに生きているし、体も私と変わらない
大きさだから年齢も重ねている。
唯一違うのは、私との髪の長さだけでそれ以外
私と瓜二つな姿…。
嘘だ、嘘に決まってる…律は目の前でっ…。
律は私を抱き締めて身体に手を回す。
律の死体は…そうだ、血痕だけ残っていて律の
死体なんて見当たらなかったんだ。
何も入っていない箱に律の写真だけ入れて
火葬をして墓も建てた。
律が本気でヴィラン側に着いたのか分からない。
律がヴィラン側か分からないなら、こちら側の
情報を言うのはリスクが高過ぎる。
私が間違って口を滑らせたらホークスの任務に
支障が出る上に、私の存在がバレる。
これだけは絶対に阻止しなければ、ならない。
回答に口籠もっていたのを律は察して言う。
私の事情を何故知ってるのかは分からないけど
律は昔と変わらない様子だ。
最後に関しては己の気持ちが漏れてるケド。(
…何で律はヴィラン側に着いたんだ?
死んだ人間が返ってきたら、不気味に思われる
からとか?律はそんなの気にしない筈…
懐かしい実の弟に甘えられて、断れなかった。
いや、まぁ…律はギザ歯で私と双子だから実質
自分みたいなものだけど、 何故かフィルターが掛かって
可愛いしなのに何かカッコいい部分があったりするし、今も身長
高い癖に可愛くてカッコいいし…(ブラコン気味)
可愛げあるし、何よりも実弟が生きていた事に
感動して今にも泣きそうになる。
__でも、正直まだ疑いが晴れた訳では無い。
律が何か企んでるのなら、私はそれを阻止する
必要がある。絶対に。
律が去ったのと同時に頭に何か乗っかる感覚が
して頭上を見ると、ホークスの腕だった。











編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。