第90話

🌑
928
2025/08/01 00:17 更新













  私は、ホークスと一緒に“任務”に出て居た。
鷹見啓悟ホークス
 ふふ、縛ちゃん緊張しないで 
鷹見あなた
《 巫山戯るのも程々にしろホークス 》
  現在進行形で私はヴィランなどが集うアジトに
  ホークスと共に来て居た。
  …何だっけ?確か、泥花市で死柄木弔が率いる
  ヴィラン連合と異能解放軍が戦闘したんだっけ。
  それでヴィラン連合側は覚醒及び、異能解放軍
  との戦闘に勝利。
  それで異能解放軍の集うアジトに潜入中。






鷹見あなた
《 ホークス、彼奴は誰? 》
  私が舞台のある場所を指を差すと、ホークスは
  舞台に立ってる奴等について教えてくれる。

  トガヒミコ、トゥワイス、荼毘、死柄木弔など
  連合側は知って居るが…



声引律こえひき りつ
 ふふっ 
  彼奴は誰だ?異能解放軍の奴か?
鷹見啓悟ホークス
 …あれは、多分だけどヴィラン連合側の子 
  此処一ヶ月で、目撃数が多発しているらしい。
  最近ヴィラン連合に入ったのかは知らないけど
  何か見覚えのある姿に首を捻る。



鷹見あなた
 …まさかな、


  そんな訳無いだろう。








鷹見啓悟ホークス
 ______笑 


  ホークスが解放軍の奴等と話している間、私は
  一人で近くの壁に寄りかかっていた。
  相変わらず上っ面で軽い事を言ってやがる。
鷹見あなた
《 …はぁ 》




声引律こえひき りつ
 おや、どうされたんです? 
声引律こえひき りつ
 溜め息を吐くと幸せが逃げますよ 


  ニコリとギザ歯を見せて私に微笑み掛けるのは
  先程の舞台の上に居た奴だった。
 「そんな警戒しないで下さい」と歯を見せて笑う
  此奴は、胸元に手を置いて紳士的に挨拶する。
声引律こえひき りつ
 僕は法律屋ルーリティ。以後お見知り置きを 
鷹見あなた
《 法律屋…何の用? 》
声引律こえひき りつ
 そんな畏まらないで下さいよ…僕が貴方に 
会いに来た理由はただ一つ
声引律こえひき りつ
 “声引あなた”お姉様は、何故此処へ?
鷹見あなた
《 っ…! 》


  自分の名前を出された瞬間__喉がヒュッ、と
  鳴る音が聞こえた気がした。
  何で、私の名前を知ってるんだ。
  しかも…お姉様?まさか、
あなた
 っお前…“律”か…?
声引律こえひき りつ
 ふふっ…お久し振りですあなたお姉様 



  私の手を取って自身の頬に当てる律の高揚した
  顔は、昔から変わらなかった。


  そんな事より、どうして…律が生きてるんだ?
  この子は事故で死んだ筈。
  ほれなのに生きているし、体も私と変わらない
  大きさだから年齢も重ねている。
  唯一違うのは、私との髪の長さだけでそれ以外
  私と瓜二つな姿…。
  嘘だ、嘘に決まってる…律は目の前でっ…。




声引律こえひき りつ
 ふふ、逃げないでほら 

  律は私を抱き締めて身体に手を回す。
あなた
 どうして、律が…っ 
声引律こえひき りつ
 個性で生き残りました 
あなた
 でも、確かに死体が… 
  律の死体は…そうだ、血痕だけ残っていて律の
  死体なんて見当たらなかったんだ。
  何も入っていない箱に律の写真だけ入れて
  火葬をして墓も建てた。


声引律こえひき りつ
 あなたお姉様はヒーロー志望をお辞めに? 
あなた
 …まぁ 



  律が本気でヴィラン側に着いたのか分からない。
  律がヴィラン側か分からないなら、こちら側の
  情報を言うのはリスクが高過ぎる。
  私が間違って口を滑らせたらホークスの任務に
  支障が出る上に、私の存在がバレる。
  これだけは絶対に阻止しなければ、ならない。




声引律こえひき りつ
 久しぶりに会ったんですから 
一緒にお茶でもしませんか?
あなた
 …それは、ちょっと… 
声引律こえひき りつ
 …嗚呼。大丈夫ですよあなたお姉様 

  回答に口籠もっていたのを律は察して言う。






声引律こえひき りつ
 僕はあなたお姉様が“第一”なのでお姉様が 
嫌な事は絶対にしません
声引律こえひき りつ
 あなたお姉様は其処の鳥男と潜入捜査をしてるんでしょう?
安心して下さい。死柄木や荼毘達には何も言いません
あなた
声引律こえひき りつ
 それに、荼毘に関してはあなたお姉様の事を血眼になる
勢いで探してるので荼毘になんかに言いたくないです
声引律こえひき りつ
 大好きなあなたお姉様が荼毘なんかに取られてたまるかクソ 

  私の事情を何故知ってるのかは分からないけど
  律は昔と変わらない様子だ。
  最後に関しては己の気持ちが漏れてるケド。(


  …何で律はヴィラン側に着いたんだ?
  死んだ人間が返ってきたら、不気味に思われる
  からとか?律はそんなの気にしない筈…



声引律こえひき りつ
 あなたお姉様が知りたい事は全て 
お茶会で話しますよ
声引律こえひき りつ
 だから、連絡先交換して?お願い! 
あなた
 お、おう…分かった、分かったから… 


  懐かしい実の弟に甘えられて、断れなかった。
  いや、まぁ…律はギザ歯で私と双子だから実質
  自分みたいなものだけど、 何故かフィルターが掛かって
   可愛いしなのに何かカッコいい部分があったり
するし、今も身長
   高い癖に可愛くてカッコいいし…(ブラコン気味)
  可愛げあるし、何よりも実弟が生きていた事に
  感動して今にも泣きそうになる。




声引律こえひき りつ
 では、あなたお姉様また連絡しますね 
あなた
 うん 



  __でも、正直まだ疑いが晴れた訳では無い。
  律が何か企んでるのなら、私はそれを阻止する
  必要がある。絶対に。


  律が去ったのと同時に頭に何か乗っかる感覚が
  して頭上を見ると、ホークスの腕だった。
鷹見あなた
 重ぇんだよ阿保鳥 
鷹見啓悟ホークス
 酷くない??…縛ちゃん何か情報得れた? 
鷹見あなた
 …その事については後で戻ったら話す 
鷹見啓悟ホークス
 オッケー 



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