第3話

正体
1,163
2022/07/14 08:51 更新
??
ま、待って、


スっと立ち上がって楽屋から出ようとすると、俺を引き止める声が聞こえた。
え、誰?
こんな声高いメンバーいないけど、

くるりと振り返って声が聞こえた方向を見る。
間違いなく、その声は7人の男たちに囲まれた部屋の隅から聞こえて。

チラリと7人を見ると、そちらも驚いたようで全員が部屋の角の隅を見るという、スタッフさんが見たらとんでもなくシュールな空間が出来上がっていた。
dt
…そこで何してんの
仕方なく、真相を探ろうと7人に近づくとまたもやバッとふっかが振り返り、
fk
いや、これは、なんか
dt
何隠してんの、
そんなに俺に言えないこと…?と少しだけ寂しく思う。
??
りょおた、
dt
え?
先程聞こえた声が俺の名前を呼んだかと思うと、隠されていたであろう長身の7人の長い足をかき分けるように小さな男の子が飛び出してきた。

それはあまりにも幼い頃の幼馴染にそっくりで。
dt
しょ、うた?
??
りょおたぁあ…!!
その子は俺を見た途端、瞳いっぱいに涙を貯めて泣き出して俺の足に飛びついた。
abru
「「えっ?!!」」
fksk
「「しょ、翔太?!」」
kj
ちょ、しょったくん?!
iw
!?!
mm
……え!!
dt
は?、ちょ、…どういうこと?!
翔太、とは言ったものの、そんなことは有り得るはずもなく、もしかして、なんだけど翔太のか、隠しg━━…?!!
fk
いや、落ち着いて!違うから!!舘さんが思ってる事は起きてないから!
俺の血の気の引いた顔から察したのか、慌ててふっかが止めに入る。
sk
ぉぉぉぉ落ち着いて!!落ち着いて!違うから!
kj
さっくんが落ち着いて?!
dt
ぇ…この子、小さい時の翔太にめちゃくちゃ似てるんだけど、
mm
だってその子しょっぴ、((ムグ
今度は慌てたラウールに目黒が口を抑えられる。
sk
しょ、翔太の知り合いのスタッフさんの子どもらしいよ!ね!
ru
そ、そうそう!まさか、しょっぴーなわけないじゃん!
fk
それもうほぼ言っちゃってるよォ…!
dt
え?ほんとに意味がわからない…。スタッフさんのお子さんなの?
鼻水をズボンに付けられてはかなわないので、ひょいと抱っこをする。

またも驚いたように7人の視線が集まり居心地が悪い。
あれ、人のお子さんを勝手に抱っこはまずい?
fk
おバカさんで良かった〜〜
ふっかがボソッと何か言ったけど、聞こえなかったし、よく独り言も言うのでスルーした。
ab
おれ、舘さんにちゃんと言いたい
skkjrufk
「「「エェ?!!」」」
ab
その子、翔太だよ。
sk
ちょ、阿部ちゃ、
mm
…俺も嘘つきたくない。…阿部ちゃんが言ってる事は本当。
照もコクコクと頷く。

ドラマ班とラウールも諦めたかのようにこっくりと頷いた。

いやいやいや、…え??
え、何これドッキリ…??
そんなことが現実で起きるわけないじゃん。
dt
いや、…さすがに設定に無理があると思うんだけど…
fk
マジでその子翔太なの。翔太がポンって音立てていなくなってかわりにその子がいたんだよ。
いきなり姿が変わったってこと、?
kj
話聞いてたら本物のしょっぴーぽくて、
sk
俺もこんな2次元にしかなさそうなこと起きたの初めてだわ、
ru
僕も、
抱っこしたままの翔太(?)に目線を向けるとパッと目をそらされる。

抱っこは嫌かな、と思って降ろそうとするとぎゅっと肩の服を掴まれて降ろさないでアピールをされた。

この子ほんとに翔太?
dt
…一応聞くけど、これドッキリじゃないよね?
iw
それはマジで違うと思う。翔太、ほんとに魔法みたいにちっちゃくなったんだよ
全員、真剣な顔で言うので真実味が増してくる。
dt
…えぇと、翔太?なの?

プリ小説オーディオドラマ