今日も仕事。いつになったら休めるんだろう。いっそ倒れたら死んだら楽になるかな…。
昨日、元貴くんに少し勘づかれてしまった。繊細な彼は私にとても気を遣うし気悩むだろうな…結局迷惑しかかけない、、
そんなことを考えながら局に入る。
彼女は数年前から一緒についてくれるスタイリストさん。私の事務所事情や元貴のことを…少しだけ知っている。
さすがに暴力を受けていることまでは知られていないけど…。
いっそ彼女に打ち明けて見た方が楽かもしれない。けど、やっぱり周りに迷惑はかけたくない。もし知られてしまったら彼女がどんな目に合うか考えたくない。
スタイリストさんが楽屋を出て行った。
なんとか傷は隠せたかな…。
今日はどんなこと言われるんだろうか…
もう……
元貴side
昨日の夜、あなたの下の名前が眠ってからこっそりと様子を見に行った。痛そうにしていたお腹を服をそっとめくって見てみると、見るに耐えない程の痛々しい青痣がたくさんできていた。
お腹だけでなく、肩や腕にも強く掴まれたり殴られたような跡が残っていた。
少しあなたの下の名前の関係者から話を聞いていたから犯人の検討はついているが、予想以上だった。こんなに小さな身体できっと沢山の辛いこと、痛いことを受け止めてきたんだろう。そう思うと悔しさと怒りで涙が止まらなかった。
僕はその後諸々の事情をメンバーたちに相談した。
今日は実は僕達もあなたの下の名前と同じ局に来ている。出る番組は違うけど、もうそろそろあなたの下の名前の収録は終わってるだろう。楽屋にいる時間は一緒だから、後で顔出だそう。
周りにはファンだから挨拶したいってことにしておこう。
みんなに相談した結果、実際に暴行を受けている現場を抑えようとなった。
きっと楽屋にいる時や人目につかないところでやっているはずだ。だから、僕がこっそりと見に行って、あなたの下の名前を助け出すんだ。
2人にもすぐに駆けつけられるよう協力してもらった。
忍足であなたの下の名前のいるだろう楽屋に向かう
彼女は確かあなたの下の名前のスタイリストさんだ。以前お仕事で少し一緒になったけ…
角を曲がり、その先は楽屋…という時に、後ろからグッと腕を掴まれた。
あなたの下の名前の出る番組のスタッフだった。おそらく2人に人を通らせないように見張りをさせられているのだろう。僕はこっそりと若井たちを電話で呼んだ。
それもってことは…このスタッフは何かを隠しているのは間違いない。事情も知ってそうだ。
余計、あなたの下の名前はいま危険な状態かもしれない。
スタッフは渋々その場を離れた。若井たちナイス!何か騒ぎを起こしてくれたのか…?
僕はあなたの下の名前の楽屋にまっすぐ向かい、扉の前でこっそりと聞き耳をたて、録画を開始した。
バシッ…ドゴッ……
数々のあなたの下の名前に対する暴言の合間に鈍い音とあなたの下の名前のうめき声が聞こえた。僕は怒り身体が熱くなるのを感じた。
僕は我慢できずに扉を勢いよく開けて楽屋に飛び込んだ。そこには床に倒れ込むあなたの下の名前と2人の男が立っていた。
奴らの理解し難い発言に自分でもびっくりするくらい怒りが湧いてくる。
若井が警察官を引き連れて、2人は取り押さえられた。
2人は警察官に向かってギャーギャーと騒ぎ立てている。その場は彼らに任せて、僕たちはあなたの下の名前を支えながら楽屋を後にした。
震えるあなたの下の名前を抱きしめて、車に向かった。
あなたの下の名前side
いつものように2人から暴行を受けていると、元貴が入ってきたと思うと次は若井さんたちと警察官が来て…。
いろんなことが同時に起こって少しパニックになりながら、私は病院で怪我の手当を受けていた。
治療が終わった後、疲れが一気に襲ってきた。私は病室のベットで点滴を受け少し休ませてもらった
そう言うと、元貴はいきなり涙を流し出した
その後、今回のことが世間に公に知られてしまい、私の事務所は活動停止を余儀なくされた。
私も傷が治るまで芸能活動を休止した。
今は元貴くんも休みをとって、2人でお家で恋人らしいことも沢山しながら、長い休息を満喫した。
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こんにちはゆうひです!
今回すごく長くなったのに終わり雑ですみません!ぜひ感想聞かせてくださると嬉しいです😊
今後ともよろしくお願い致します🙇♀️












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。