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第28話

2,167
2024/05/06 05:10 更新
今日も仕事。いつになったら休めるんだろう。いっそ倒れたら死んだら楽になるかな…。

昨日、元貴くんに少し勘づかれてしまった。繊細な彼は私にとても気を遣うし気悩むだろうな…結局迷惑しかかけない、、

そんなことを考えながら局に入る。
あなた
おはようございます。
スタイリスト
おはようございます、あなたの名字さん。
あれ?マネージャーさんは?
あなた
あー、あの人昼くらいに来るので…
スタイリスト
そうですか…先にメイクと髪やっちゃいましょう。
最近は大丈夫ですか?
あなた
えぇ、まぁ…
彼女は数年前から一緒についてくれるスタイリストさん。私の事務所事情や元貴のことを…少しだけ知っている。
さすがに暴力を受けていることまでは知られていないけど…。
あなた
あのっ…今日の衣装何ですけど、ワンピースとかにしてくれませんか?できれば長袖で…
スタイリスト
……?はい、分かりました。
最近ずっと長いの着てますよね?私服も
あなた
はい…最近長いのにハマってて…
いっそ彼女に打ち明けて見た方が楽かもしれない。けど、やっぱり周りに迷惑はかけたくない。もし知られてしまったら彼女がどんな目に合うか考えたくない。
スタイリスト
ピッタリのがありましたよ。着替えたら教えてくださいね
スタイリストさんが楽屋を出て行った。

なんとか傷は隠せたかな…。
今日はどんなこと言われるんだろうか…
もう……




元貴side
昨日の夜、あなたの下の名前が眠ってからこっそりと様子を見に行った。痛そうにしていたお腹を服をそっとめくって見てみると、見るに耐えない程の痛々しい青痣がたくさんできていた。
お腹だけでなく、肩や腕にも強く掴まれたり殴られたような跡が残っていた。
大森元貴
あなたの下の名前っ…誰がこんなことっ…。
許せないっ!
あなた
Zzz………
大森元貴
気づいてあげられなくてごめんね…
少しあなたの下の名前の関係者から話を聞いていたから犯人の検討はついているが、予想以上だった。こんなに小さな身体できっと沢山の辛いこと、痛いことを受け止めてきたんだろう。そう思うと悔しさと怒りで涙が止まらなかった。

僕はその後諸々の事情をメンバーたちに相談した。

今日は実は僕達もあなたの下の名前と同じ局に来ている。出る番組は違うけど、もうそろそろあなたの下の名前の収録は終わってるだろう。楽屋にいる時間は一緒だから、後で顔出だそう。
周りにはファンだから挨拶したいってことにしておこう。
大森元貴
あなたの下の名前のところ行こうかな。
若井滉斗
分かったよー、もしあれだったら…教えてね?
藤澤涼架
僕達いつでも行けるようにしておくからさ
大森元貴
うん、ありがとう。
みんなに相談した結果、実際に暴行を受けている現場を抑えようとなった。
きっと楽屋にいる時や人目につかないところでやっているはずだ。だから、僕がこっそりと見に行って、あなたの下の名前を助け出すんだ。
2人にもすぐに駆けつけられるよう協力してもらった。

忍足であなたの下の名前のいるだろう楽屋に向かう
スタイリスト
あれ?大森さんじゃないですか?
大森元貴
あっ、あなたの下の名前専属の…
スタイリスト
はい!お久しぶりですね
彼女は確かあなたの下の名前のスタイリストさんだ。以前お仕事で少し一緒になったけ…
スタイリスト
あなたの下の名前さんから大森さんの話よく聞いてますよ!で…そのあなたの下の名前さんなんですけど…
スタイリスト
さっきヘアスタイルしていると、肩らへんに…大きな痣があったんですよね。肌も服で隠したがるし…。
大森元貴
はい…僕も気づいてます。今日は助けに来たんです。
スタイリスト
おそらくあの2人だと思います。大森さん、気をつけてくださいね。あの人たち、何するか分かりませんから…。私は…それであなたの下の名前さんのこと…
大森元貴
分かってます。大丈夫です、僕たちに任せてください!
角を曲がり、その先は楽屋…という時に、後ろからグッと腕を掴まれた。
スタッフ
すみません、その先は一般の以外は…
大森元貴
?いや、ここ楽屋ですよね?
僕も出演者に挨拶をと思ったんですが
スタッフ
すみません、この先誰も通らせるなって言われてるんです。
あなたの下の名前の出る番組のスタッフだった。おそらく2人に人を通らせないように見張りをさせられているのだろう。僕はこっそりと若井たちを電話で呼んだ。
大森元貴
誰に言われたんですか?
スタッフ
それは…言えないです
大森元貴
この先で何か行われているか知ってますか?
スタッフ
いやっ…それも知らないです…
それもってことは…このスタッフは何かを隠しているのは間違いない。事情も知ってそうだ。
余計、あなたの下の名前はいま危険な状態かもしれない。
若井滉斗
すみません、スタッフさーん!
藤澤涼架
ちょっと緊急事態です!
来てほしいんですけどー!
スタッフ
えっ…あっ……
番組プロデューサー
おーい、人足りてないんだ来てくれー
スタッフ
……っ…、
スタッフは渋々その場を離れた。若井たちナイス!何か騒ぎを起こしてくれたのか…?

僕はあなたの下の名前の楽屋にまっすぐ向かい、扉の前でこっそりと聞き耳をたて、録画を開始した。
マネージャー
何だあのコメントは、クソつまんねーじゃねーか!
あなた
すみませんっ…
マネージャー
そのせいで全然見せ場もない、お前に仕事を振った俺がバカみてーじゃねーか、どうしてくれんだよ
あなた
すみませんっ、次はもっと頑張りますからっ…
トレーナー
は?次はねーんだよもう辞めちまえよ才能ないんだからさ
バシッ…ドゴッ……
大森元貴
……あなたの下の名前っ…!
数々のあなたの下の名前に対する暴言の合間に鈍い音とあなたの下の名前のうめき声が聞こえた。僕は怒り身体が熱くなるのを感じた。
マネージャー
は?どうせお前のことなんて誰も見てねーよ、存在価値ないんだからさ!
あなた
お願いですっ…顔は…辞めてくださいっ…。
マネージャー
その顔見るとイライラするんだよ…もっと分からせてやるよお前の無能さを…
あなた
いやっ…やめっ……元貴くん、っ…助けてっ泣
トレーナー
男なんて作りやがって…だからお前はダメなんだよ。この無能がっ…
大森元貴
何してるんですか!
僕は我慢できずに扉を勢いよく開けて楽屋に飛び込んだ。そこには床に倒れ込むあなたの下の名前と2人の男が立っていた。
トレーナー
は?なんでここに人が来る….
マネージャー
あなたには関係ないので出てってもらえますか?
大森元貴
関係あります。あなたの下の名前は僕の大事な大事な恋人です、その足退けてくれませんか?あなたたちがやってること、立派な暴行罪ですよ。
マネージャー
は?あぁ、こいつの男か…。
これは躾ですよ、大森さん。
身体で分からせないとこいつダメなんですよ…
トレーナー
俺たちは事務所の人間なんで、あなたの名字のマネジメントはお前には口出しする権利ない…
大森元貴
……黙れよ…早くその汚い足をあなたの下の名前からどけろって言ってんだよ
奴らの理解し難い発言に自分でもびっくりするくらい怒りが湧いてくる。
トレーナー
は?なんだこいつ?
お前もこうしないと分かんねーようだな
あなた
やめてくださいぃっ!元貴くんっっ!逃げて!
若井滉斗
こっちです!早く!
警察官
そこまでだ、動くな!
マネージャー
……っ!?
あなた
えっ…?
若井が警察官を引き連れて、2人は取り押さえられた。
あなた
どうゆうこと…?何が起こって…
大森元貴
あなたの下の名前っ!大丈夫?
藤澤涼架
あなたの下の名前ちゃん、ここ出よう!たてる?
あなた
はっ…はい…
2人は警察官に向かってギャーギャーと騒ぎ立てている。その場は彼らに任せて、僕たちはあなたの下の名前を支えながら楽屋を後にした。
大森元貴
とりあえず、病院連れて行こう
藤澤涼架
そうだね、圭史に頼んでくる
あなた
元貴くん……
震えるあなたの下の名前を抱きしめて、車に向かった。





あなたの下の名前side
いつものように2人から暴行を受けていると、元貴が入ってきたと思うと次は若井さんたちと警察官が来て…。

いろんなことが同時に起こって少しパニックになりながら、私は病院で怪我の手当を受けていた。
あなた
そっか…私助かったんだ…
看護師
そうですよ、よく頑張りましたね。
あなた
……?
看護師
話、彼氏さんから少し聞いてますよ。
しばらく安静にしててくださいね?
あなた
はい、ありがとうございます。
治療が終わった後、疲れが一気に襲ってきた。私は病室のベットで点滴を受け少し休ませてもらった
大森元貴
あなたの下の名前、体調どう?
あなた
うん…大丈夫だよ。ありがとう。
そう言うと、元貴はいきなり涙を流し出した
あなた
ええっ!?元貴くん?どうしたの!?
大森元貴
ほんと…ほんとごめん…。
こんな酷いことされてたのに…助けるの遅くなって…!僕…彼氏失格だ、こんなに近くにいるのにっ…
あなた
元貴くんは悪くないよ!私が隠してたし…。元貴くんもそんな私を尊重して黙っていたんでしょ?
大森元貴
そうだけど…限度がある!
こんなに酷いと思わなくて…
あなた
いいんだよ…助けてくれてありがとうっ
藤澤涼架
あなたの下の名前ちゃん、もう無理しちゃだめだよ?
若井滉斗
そうそう、あなたの下の名前は無能なんかじゃないからね!
あなた
お2人も…いろいろしてくれたみたいで…。ありがとうございました。
若井滉斗
ほんと…あなたの下の名前ちゃん無事でよかった…。元貴が死ぬほど心配してたからさっ…
あなた
……元貴くん…皆さんも迷惑かけてすみま
大森元貴
違う!そうじゃない!謝るのだめ!
大森元貴
あなたの下の名前、しばらくゆっくり休もうね?
あなた
うん…本当にありがとう






その後、今回のことが世間に公に知られてしまい、私の事務所は活動停止を余儀なくされた。
私も傷が治るまで芸能活動を休止した。


今は元貴くんも休みをとって、2人でお家で恋人らしいことも沢山しながら、長い休息を満喫した。









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🍎
こんにちはゆうひです!
今回すごく長くなったのに終わり雑ですみません!ぜひ感想聞かせてくださると嬉しいです😊


今後ともよろしくお願い致します🙇‍♀️

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