前の話
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資料 :〝Red Destiny〟通称 rd運営組織が本日派遣された 。
詳細は全て不明となる組織 。 とある能力が使える模
様 。 ただし リーダーには厄介な能力が _____ ?
「こちらへ」と呼ばれ、手を引かれながら 小さな階段を上がった。2,3枚の資料を渡され、「ご挨拶を」と言われた。今日は俺しか呼ばれていないから自分のだけ、挨拶をする。
ペコリとお辞儀をしたと同時に、拍手が耳に届いた。暖かい人達だ、とホッと落ち着き 心が少し安堵した。
急に声をかけられ、変な声が出てしまった。しかし 任務とはなんだろう。Backroomsの事だから、Levelやentityの調査とか ? と考えているうちに 部屋の前に着いていた。
椅子に ポスッ と座り、資料を机にまとめて置く。あの人を待っていると、見たことも無い缶のジュースやエナジーバー、ライトを持ってきた。
他愛のない話を少しすると、化学責任者の方は、鞄に手を伸ばし漁り出した。目の前に出された物は〝MEG〟と書かれた資料。
〝MEG〟と書かれた資料を取り、少しだけ目を通した。その目的、 entityの実態調査それと ____
肝心な所が読めず、いや読ませたくないかのように話しかけてきた。後で読もうと、持っていた青いリュックに資料をまとめて仕舞い 話を聞く。
殺すと言われた瞬間、喉からヒュ ッと空気の抜ける音がした。殺す … ? entityも列記とした人のはず、害になどなる訳がない。
何故 ? 何故 この人達はentityをそんなにも嫌うのだ ?
その時、自分の中の何かが切れかけた。でもここで暴れたら 悪評が経ち、アイツらが勝手にentityを殺してしまう。そんな事はさせない、助けたい、そう思い震えている拳を止めた。
がたん、と音を鳴らしながら椅子から立ち上がる。そのままゆっくりと扉の方まで歩いていく。
ドアノブを優しく掴み、右へカチャリと音を鳴らし捻る。
虚ろな足取りで部屋まで歩く。 ' rd運営 ' と小さな看板がついてる部屋、ここが俺らの休み宿だ。
乱暴にドアノブを掴み、開けた拍子にベットへ助走をつけてダイブする。
綺麗に整えてられていた髪の毛を、乱すように わしわしと掻き毟る。俺の頭には、 何故entityを殺害するのか , 本当に正しき対策法なのか、そんな言葉が脳裏を遮る。
俺は思う、entityの気持ちや心境を全く知らないアイツらの、勝手に従うだけでいいんだろうか。
したくない、やりたくない、けれど命令されて、心の底から思ってもない行為をしている。
もし、そんな感情で別空間をさ迷っているのならば俺は …
ベットから起き上がり、真横に投げ捨てた青いリュックを強引に漁る。手にとった物は ステッカー等で埋まっているノートパソコンと白いイヤホン。
自分よりも一回り小さな机に置いて、椅子を引いてそのまま座り込む。イヤホンを耳に付け、ノートパソコンの電源をカチッとつける。
カチカチとマウスを弄り、discordを繋ぐ。そこに 1人、誰かが、参加してきた。
そう言い放ち、ばいばいと言わんばかりに手を小刻みに振る。
その瞬間 バチバチと音を鳴らして、監視カメラがジジ … と電気を放ち、壊れた破片が崩れ落ちる。discordからは、溜息のような音声が俺の耳に届く。
" みどり "
と言い放った後、画面がハックされたように切り替わる 。












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。