さすがにヤクザは想定外だったけど仕方ない
ちょっと怖がらせちゃったかもな
そう思いながらこの後どう接しようか考えていると
向かい合ってコアラみたいに抱きついたスンミナの
震える手が段々と二の腕から肩へせり上がってきた
え……抱きしめれてる ? もしかして
死ぬ死ぬ死ぬ、やばいそれ …… ♡♡
怖いの ? 可愛い 〜〜ッ♡
さっきスンミナが目の前にいるせいで
緊張してご飯何も食べれなかったから
あんまり力出なかったけど全然良かった〜
普段ならなんで家知ってるんだって怒りだしそうなのに
今日はやけに大人しかったし
なんなら部屋に入れてくれた
ちょっと殴られただけでこんな報酬が貰えるなんて
全然安くてむしろアイツに感謝
やっぱり優しい〜♡ 好き…
戻ってきたスンミナは申し訳なさそうに
前に座って絆創膏を差し出してきた
顔を赤くしたスンミナが様子を伺うように顔を上げた
もうチャンスはここしかないんだ
やばい汗が止まらない
え 、いいの ? 逆にキスならいいの ? なぜ ?
え ? えぇ〜 ? ♡
でも諦めないよ 、絶対付き合うから見てろ
あーなんであんなこと言ったんだろ
顔「は」かっこいいと思うから…
その顔に傷をつけてしまったことに罪悪感を感じていた
すぐがっつかれるかと思いきや
片手で僕の頬を掴んで顔を近づけてみたり離したり
いつ来るかと緊張する僕を嘲笑っているかのように
ニヤニヤと見つめてくる
後頭部に手が移動したと思うと口付けされる
押し倒されて身動きが取れなくなった
ちゅっ…くちゅ、♡ ぢゅ……♡
想像してたよりもずっと濃厚なキスに
思わず呼吸が苦しくなって顔を背けようとしたけど
それは顔に添えられたヒョンの手によって叶わない
口内で舌が交わる水温が頭に響く
苦しくてヒョンの胸板を押すけどビクともしないし
それどころかその手首を掴まれて抵抗出来なくなる
こんなことで 、下半身が疼く事に気づきたくなかった














編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。