んだと?!?!新作ゲームもう発売してる?!?!
フラっと入ったスーパーの向かいにある家電。
あろう事か発売を今か今かと待ち望んでた新作がもう並んでいるではないか。
カタカタとスマホを連打して確認するも、発売日は今日に変更となっていたため嬉し泣きしそう。あぶねーあぶねー。
さらば私の今月分の食費。
玄関まであと少しという所で鍵を出そうといじっていたスマホから目を上げた。
ふと、目の端に映りこんだ人影と目が合った。
えと、確か″氷織″さんとか言ったっけ。
あまりにも近所付き合いが無さすぎるのでめちゃくちゃ気まずい。
そりゃそーだ向こうも人間だもの。私が気まずいなら向こうも気まずい((
思わぬ収穫のせいで手持ちが多すぎて私の小さいおててじゃ持ちきれなかったみたいきゃぴきゃぴ。
ワタワタとしてる私に対して横にいる氷織さんはもう既にスマートに鍵を差し込んでいるではないか。
いや私の方が鍵出してるの先だったよね??
半ばイライラしながらガチガチやってたら手が滑っちった。
ガチャガチャ、と音を立てて紙袋から出て行ったゲームカセット達
内心クソほど青ざめながら脱走したゲーム達を回収する。
氷織さんからの視線にグサグサ刺されながら全部拾いあげて、改めて鍵を刺そうとした。
声掛けられた。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!